北朝鮮首脳、「テロ団体に核物質販売しない」

北朝鮮の高官たちがテロ団体に核物質を輸出しないことを確言したと、英紙ファイナンシャル・タイムズ（ＦＴ）が４日付で報道した。

ＦＴ紙は、米国際政策センター（ＣＩＰ）のセリグ・ハリソン・アジア担当所長（７７）が先月２０〜２４日、北朝鮮を訪問、金永南（キム・ヨンナム）最高人民会議常任委員長、白南淳（ペク・ナムスン）外相、金桂寛（キム・ゲクァン）外務次官などに会見した内容を１面トップで伝え、「北朝鮮が米国に和解のジェスチャーを見せている」と報じた。

特に金委員長はハリソン所長に、「北朝鮮は外貨を稼ぐためミサイル輸出はするものの、アルカイダなどテロ団体には核物質輸出を『絶対』しない」とはっきり説明した。

しかし金委員長は、「段階的に核開発を諦めることが可能だが、米国が要求するように『完全で、検証可能で、取り返しのつかない』（ＣＶＩＤ）方式の核開発プログラム放棄は受け入れられない」と述べた。

金委員長はまた、「北朝鮮は（米国から先制攻撃を受けた）イラクみたいになるのは望んでいない」と付け加えたと、ＦＴ紙は伝えた。

朴炯準 金正眼 lovesong@donga.com credo@donga.com