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「 ビン・ラディンテープ本物の可能性高い」米CIA

「 ビン・ラディンテープ本物の可能性高い」米CIA

Posted January. 06, 2004 23:02,   

アラビア語の衛星放送であるアルジャジーラが4日放送したオサマ・ビン・ラディン肉声テープの声が、本物のようだという米中央情報局(CIA)の分析結果が出たことから、9・11テロに次ぐテロの恐怖が再び現実的なものになってきている。

米国の国土安保省とCIAは問題のビン・ラディン肉声テープが米国を狙った新たな攻撃を予告するサインである可能性があるとみている。アル・カイダの大規模テロ攻撃が大部分のビン・ラディンテロ警告テープが流されてから行われたためだ。

アルジャジーラ(アフガン国営放送)が4日放送した肉声テープでも、ビン・ラディンだと主張する人物が、イスラム教徒に米国のイラク占領および中東和平への取り組みに協力せず、ジハード(聖戦)に乗り出すことを促している。

一方、昨年11月トルコのイスタンブルのユダヤ教会周辺で発生した連続爆弾テロの容疑者たちが、9・11テロ以前にビン・ラディン会ったことを裏付ける証拠を見つけ出したと、米国のある高官が5日明らかにした。

匿名のこの高官は「イスタンブールのテロ容疑者たちは、アフガニスタンとパキスタンにあるキャンプで訓練を受けており、かれらは9・11テロ以前にビン・ラディンと個別の接触を行ったものとみられる」と述べた。

これは、ビン・ラディンがかなり前からイスラム国家でありながらも、米国が率いる北大西洋条約機関(NATO)のメンバー国であるトルコに対するテロを仕掛けてきたことを示すものだと、この高官は付け加えた。



金正眼 credo@donga.com