Go to contents

ガルシア・ミケルソン組がウッズ・エルス組を下す

ガルシア・ミケルソン組がウッズ・エルス組を下す

Posted July. 29, 2003 21:47,   

「ミネルバのみみずく」は黄昏が宿り始めると飛び出す。彼らも夕やみが迫ると、力強く羽ばたいた。

「エルニーニョ」セルヒオ・ガルシア(スペイン)と「左利きの狙撃手」フィル・ミケルソン(米国)。暗闇に包まれたフィールドで、彼らは世界男子ゴルフの両大山脈と言われる「皇帝」のタイガー・ウッズ(米国)と「皇太子」のアーニー・エルス(南ア共和国)の鼻を明かして自尊心を立てた。

29日、米国カリフォルニア州レンチォサンタペのブリジスゴルフクラブで、ベストボール・マッチプレー方式で行われたイベントゴルフ大会の「一本橋の決闘」。ガルシアーミケルソンコンビは、1回もリードも奪われずに1ホールを残して3ホール差で勝つ喜びを味わった。ガルシアとミケルソンは、120万ドルの優勝賞金を分け持ち、ウッズとエルスはそれぞれ25万ドルを手に入れた。

2000年、「ビッグホーンの決闘」と名づけられたウッズとの一騎打ちで1ホール差でウッズを下したガルシアは、この日、再びウッズに敗北を食わして「虎狩人」として浮上した。

ウッズはナイキドライバーの代わりに、前使っていたタイトルリスト製品を18ヵ月ぶりに持って出てくるなど意欲を示したが、決定的なパッティングがそろってカップから外れる不運を経験した。

7ホール連続引き分けできりきりに対立している間に、暗闇が訪れ、ガルシアは照明塔から降り注がれる明るい光を背いたまま、16番ホール(パー5)のグリーンに立ち上がった。やっと1ホール差でリードしている不安な状況。思い切ったグリーン攻略で2オンに成功した彼は、続いて7mのイーグルパッティングを奪った。2ホール差のリードで逃げ切ったガルシアは、勝利を確信したようにパートナーのミケルソンとハイパイブを交わした。

後片付けはミケルソンの分け前だった。17番ホール(パー4)でガルシアが2オンに失敗したが、ミケルソンがセカンド・ショットをピン2mに付けた後、バーディーを逃した相手に「OKバーディー」を奪い勝利を決定付けた。

ガルシアとミケルソンが、今季優勝なしと振るわなかった反面、ウッズとエルスはすでに9勝を合作している。世界ランキングでもウッズとエルスが1、2位をマークしている反面、ミケルソン(11位)とガルシア(14位)はトップ10から外れている。しかし、4人がそれぞれプレーして、ホールごとに成績が良い選手のスコアをチームの成績にするマッチプレーで、こうした経歴は参考資料に過ぎない。

ガルシア・ミケルソン組は攻撃的なプレーを繰り広げて、試合序盤3ホール差までスコアを広げて機先を制した。ミケルソンが1番ホール(パー4)でバーディーを奪って、幸先の良いスタートを切った後、ガルシアが3、6番ホールで相次いでバーディーを奪った。

しかし、ウッズが7番ホール(パー5)でバーディーを取って追い討ちの火種を放ち、8番ホール(パー3)で連バーディーを奪って1ホール差まで追い付いた。以後、この4人は15番ホール(パー3)まで引き分けをキープして厳しく対立した。



金鍾錫 kjs0123@donga.com