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教師団体が人権委のCS転換勧告を拒否

Posted May. 18, 2003 22:13,   

韓国教職員団体総連合会(教総)所属の小中高校の情報担当教師350人余りは、17日午後、ソウル瑞草区牛眠洞(ソチョク・ウミョンドン)の教総講堂で、「NEIS対策協議に向けた学校情報担当教師会議」を開いた。

教師たちは、会議で教育人的資源部(教育部)が国家人権委員会(人権委)の勧告を受け、NEISの一部領域をCSに転換した場合、CS業務を拒否することを決議した。また、人権委側に「CSがNEISよりセキュリティが脆弱なため、人権侵害のおそれが大きい」という内容をもちかけ、政府責任者の問責を要求することにした。

教師たちは続いて「全国情報担当教師協議会」を構成し、このような要求を通すため組織的に対応することにした。

教師たちは「CSは学校ベースで運営されるため、NEISよりセキュリティが不十分で、人権侵害の要素がより大きい。にもかかわらず、人権委がNEISの一部領域が人権侵害の可能性があるということだけを取り上げてCSへ戻るように決めたのは、現場と情報化に対する無知によるものだ」と指摘した。

京畿道富川市(キョンギド・プチョンシ)のユン教師は「一線の学校の30%は、CSセキュリティ・システムを欠いており、残りも第1段階の防火壁を設置したのがすべてだ。中学生でさえもハッキングできるようなCSを、どのように補完しろということか」と反問した。

ソウルのある教師は「人権委は人権侵害の要素があるかどうかだけを判断すればいいのに、CSへの転換まで勧告したのは越権だ。CSへ戻った場合、CSを人権委に提訴すべきだ」と主張した。

教育部は19日、教員団体、父母団体などで構成された「教育行政情報化委員会」を開いてから、20日、市道教育監会議で人権委の勧告を受け入れるかどうかを最終的に確定する計画だ。

一方、国家セキュリティ専門機関の国家セキュリティ技術研究所、セキュリティ会社のシキュアイドットコムと韓国情報認証(株)は、NEISとCSのセキュリティ能力に対して教育部に提出した報告書で「CSはNEISよりセキュリティ機能が大きく落ちる。CSは維持、補修、改善などの総合措置が講じられない限り、情報漏れ、ハッキングなど、セキュリティ問題の解決が難しい」という見解を明らかにした。また「 CSのセキュリティを強化するには、現実的に多くの投資と長期間の時間が必要だ」と付け加えた。

シキュアイドットコムは「CSは、学校全体にインターネットが張り巡らされていない時期のものであるため、アクセス制御、システム補完、施設補完、運営管理など、全般的にセキュリティ水準が脆弱な構造になっている」と話している。



inchul@donga.com