慶尚北道蔚珍(キョンサンブクド・ウルジン)と盈徳(ヨンドック)、全羅北道高敞(チョンラブクド・コチャン)と全羅南道霊光(チョンラナムド・ヨンクァン)の4ヵ所が放射性廃棄物貯蔵施設候補地になった。
最終的に放射性廃棄物貯蔵施設は、蔚珍と盈徳のうち一ヶ所、高敞と霊光のうち一ヶ所が選定され、嶺湖南(ヨンホナム)地域にそれぞれ1ヵ所ずつ2ヵ所設立される見通しだ。
産業資源部(産資部)と韓国水力原子力株式会社(韓水原)は4日、海に近い全国約240の邑面単位(町村単位)を対象に調査をした結果、これら4つの地域を最終候補地として選定したと発表した。
産資部と韓水原は今後、政府、学界、社会団体などからなる「敷地選定委員会」を構成し、今後約1年間、4つの地域に対する精密地質調査と地域住民との協議を経て、来年3月頃2ヵ所を最終敷地として決定する計画だ。
それぞれ約30万坪規模の貯蔵施設の敷地には、08年まで中低レベル廃棄物の永久貯蔵施設、16年までには使用済み核燃料の中間貯蔵施設などを建設し、約50年間使用する計画だ。
しかし、産資部は候補地域として選ばれた4つの地域以外にも、今年中に他の地域が誘致の申請をすれば、地質学的条件に問題がなければ、最終敷地選定過程に含むとしている。
放射性廃棄物貯蔵施設地域として最終決定される地域には「皮膚で感じられる支援」が行われる予定だ。
行政自治部(行自部)、建設交通部(建交部)、産資部など7つの省庁の長官は、5日発表の合同談話で「08年には放射性廃棄物臨時貯蔵施設が限界に達し、管理施設建設が急を要している」と発表し、「最終敷地地域には関連法に則って1ヵ所に約3000億ウォンの地域支援金はもちろん、汎政府的レベルの住民支援事業が行われる」と明らかにした。
一方、放射性廃棄物貯蔵施設候補地域に選ばれた一部の地域住民と環境団体などが、候補地選定に反発しているため、最終選定が行われるまでの道のりは平たんではなさそうだ。
具滋龍 bonhong@donga.com






