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世界83位の趙倫貞、45位破り準決勝進出 世界プロテニスツアー

世界83位の趙倫貞、45位破り準決勝進出 世界プロテニスツアー

Posted January. 02, 2003 22:46,   

「羊年」の趙倫貞(チョ・ユンジョン、24、三星証券)が癸(みずのと)のひつじ年に好スタートを切った。

韓国女子テニスの看板スターの趙は2日、ニュージーランドのオークランドで開かれた世界女子プロテニス(WTA)ツアー・シーズン開幕戦のASBバンククラシックで単式準決勝に進出する快挙を成し遂げた。

世界ランキング83位の趙は、45位のロシア新鋭とぶつかった準々決勝で、2時間30分間のフルセット接戦の末、2—1(7—6、1—6、6—3)で勝利を収めた。

準優勝をした昨年11月のボルボ女子オープン以後、2カ月ぶりのテニスツアー大会準決勝進出だ。だがボルボ大会は、シーズン最後の大会で強豪の多くが欠場したうえ、賞金規模も11万ドルで最も低い水準だった。半面、13日に開幕するシーズン初めてのメジャー大会であるオーストラリアオープンの前哨戦とも言える今大会は、出場選手32人の半分近い13人が世界50位以内の強豪であるうえ、総賞金も14万ドルに達する。

1月1日、昨年フランスオープン準決勝進出者のクラリサフェルナンデス(アルゼンチン、世界31位)を2—0で破った趙は、この日、第1セットをタイブレークで勝ち、番狂わせを予告した。第2セットは1—6で負けたが、第3セットは安定したストロークと果敢なネットダッシュが功を奏し、勝利をものにした。

趙は、「試合感覚を取り戻し、オーストラリアオープンに備えるつもりで出場した。冬季訓練でウエイトトレーニングとネットプレーを集中的に練習した甲斐があった」と話した。

趙は3日、昨年本大会チャンピオンのトップシード(世界16位)、アンナピストレシ(イスラエル)と決勝進出をかけた一戦を戦う。昨年12月に結婚し、スマシュノワという名前を改名したピストレシは、157cmの短身だが角度が深いストロークが主な武器で、トップスピンがうまいと、趙は説明する。

ピストレシとは、昨年9月に中国上海で行われたポロオープンで対戦し、0—2で敗れたことがあり、雪辱を期している。



金鍾錫 kjs0123@donga.com