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江南のマンション、売り物続出

Posted October. 13, 2002 22:53,   

政府の相次ぐ住宅市場安定対策で、ソウル江南(カンナム)の不動産市場が冷え込む兆しを見せている。

とくに住宅の規模に関係なく、6億ウォンを超える住宅に対し、実取引き価格を基準に譲渡所得税を課する方針が定まり、マンションの売り物が続出している。

▲売却問い合わせの電話20〜30本〓ソウル江南区開浦洞(ケポドン)のウジン公認仲介者事務所の朴ミョンキュン代表は13日、「政府が11日、高級住宅の基準を拡大したため、毎日20〜30本の売却問い合わせの電話が相次いでいる。そして、売り物も11日1日だけで3件も出てきた」と話した。

松坡区蚕室洞(ソンパグ・チャムシルドン)の一部の仲介業者には、緊急売却の売り物がすでに10件も出てきたという。近くのエデン公認仲介者事務所のキム・チスン代表は、「売却時期を悩んでいた人々が、政府の江南住宅価格抑制意志が強いことを確認し、緊急売却の売り物を出している」と話した。

江南区狎鴎亭洞(アプグジョンドン)、瑞草区瑞草洞(ソチョグ・ソチョドン)一帯でも、購入の注文が切れたまま、相場より1000万〜2000万ウォン程、価格を下げた売り物が相次いでいる。

▲急上昇は下火〓先月、発表された住宅市場安定対策の影響と、季節的な影響で相場はすでに速いスピードで下がっている。

国民(ククミン)銀行によると、10月1日に比べて、8日のソウル江南圏の住宅価格は0.1%上昇するのにとどまった。

毎週、相場を調べる不動産フランチャイズの「ユニアセット」も、4日に比べて11日現在、江南、瑞草、松坡、江東区(カンドング)をまとめて表現する江南圏の売買価格上昇率が0.05%水準だと発表した。

インターネット不動産情報会社の「不動産114」は3日に比べて、10日現在、江南区の住宅価格が0.08%下落したと明らかにした。江南区の住宅価格が下落傾向を見せたのは、昨年10月以後初めてだ。

「ユニアセット」の呉(オ)ソックォン専務は、「調査の結果、6億ウォン以上のマンションを高級住宅とみれば、現在(1万3201世帯)より3倍以上多い5万5623世帯もある。この中の多くが江南圏にあり、緊急売り物として出てくる可能性が大きいため、価格下落幅は一層大きくなるだろう」と予測している。

建設産業戦略研究所の金ソンドク所長も、「来年の不動産市場の展望が不透明な点などを考慮すると、今年の末まで緊急売却の売り物が増え、価格は下落するだろう」とし、「江南の住宅価格がある程度下落する可能性がある」と展望した。

▲住宅建設会社は分譲時期遅らせる〓江南を中心に不動産市場が冷え込む可能性が大きくなり、現代(ヒョンデ)、大林(デリム)、大宇(デウ)など住宅建設業もマンション分譲の時期を遅らせたり、住宅供給規模を変えるなど対策を立てている。

大型建設会社の関係者は「相当数の住宅需要者が大部分価格が上昇する可能性が高い時に住宅の請約をする」としながら、「価格が下落すれば、分譲市場も冷え込む可能性が大きく、来年は経営戦略を拡大しない方向に変える計画だ」と話した。