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3件の検察捜査介入容疑で捜査、大統領次男

3件の検察捜査介入容疑で捜査、大統領次男

Posted June. 25, 2002 22:16,   

最高検察庁中央捜査部は25日、金大中(キム・デジュン)大統領の次男、金弘業(キム・ホンオプ)アジア太平洋平和財団(亜太財団)副理事長の高校同窓である金盛煥(キム・ソンファン)容疑者が、弘業容疑者をバックに検察幹部を通じて3件の検察捜査に介入していた疑惑に対し、中央捜査部3課を中心に捜査チームを設置、本格的な捜査に乗り出した。

検察関係者は「中央捜査3課に加え、公的資金不正特別捜査本部の金敬洙(キム・ギョンス)副部長と鄭仁昌(チョン・インチャン)最高検察庁研究官ら検事3人が捜査にあたる。疑惑が大きくなっており、できるだけ早いうちに真相を糾明するよう努力する」と述べた。

捜査対象の3つの事件は△ソウル地検の李在寛(イ・ジェグァン)前セハングループ副会長の貿易金融詐欺容疑の捜査△水原(スウォン)地検のM住宅代表パク某氏の賄ろ提供容疑の捜査△蔚山(ウルサン)地検のピョンチャン総合建設の賄ろ提供容疑の捜査である。

これらの事件は、みな金盛煥容疑者の口利きどおり、被疑者がみな在宅起訴され捜査が終了した。

検察は、すでに3件の事件の捜査記録を入手して精密分析を行なっており、近く記録検討を終えて、当時の捜査関係者らを順に召喚し、検察幹部の不当な指示や圧力があったか、金盛煥容疑者から直接依頼を受けたかなどについて集中的に取り調べる方針だ。

さらに検察は、金弘業容疑者と金盛煥容疑者からも再度事情聴取を行い、これらの事件に口利きをした経緯や、他にも口利きの事実があるどうかを取り調べる方針だ。

一方検察は、ピョンチャン総合建設から口利きの依頼を受け、その見返りに5億ウォンを受け取った容疑で、24日召喚された沈完求(シム・ウァング)蔚山市長に対して、同日逮捕状を請求した。

検察は当初、沈市長の任期が今月末に終わることから、円滑な引き継ぎのため、取り調べを終えた後帰宅させ、来月初めに再召喚する予定だったが、沈市長が容疑を否認し続けるため、帰宅させずに賄ろ授受の容疑で逮捕状を請求した。



李相錄 myzodan@donga.com