「民族の願いを背に、国選手たちが鶴のように飛ぶことを祈ります」
2002年サッカー・ワールドカップ(W杯)を控えて紙で折った鶴7万5000羽が韓国サッカー代表チームに贈られる。
鶴を贈った主人公は(株)ケーキハウス「光」の李光弼(イ・クァンピル、40)代表。ソウル西大門区新村(ソデムング・シンチョン)でコーヒーショップを経営する李さんは、2000年4月から店を訪れるお客さんが折り紙ができるようテーブルごとに折り紙を用意した。
この2年間に折られた鶴は、全部7万5000羽。7500万人の朝鮮半島全体の民族を象徴する。この鶴は今月末に李さんが代表選手の宿舎を訪問して自ら渡す予定だ。
李さんがサッカー代表チームに折り紙の鶴を贈るのは今回が二回目となる。98年フランス大会のときは、決勝トーナメントへの出場を祈る意味から、1万6000羽の鶴を折って郵便で出した。
「1000羽の鶴を折ると、願いがかなうといわれますよね。今回のW杯の成功と韓国選手がベストを尽くして活躍するようにという気持ちをいっぱい込めました。」
小学校の時にサッカー選手として活躍した李さんは、サッカーマニア。90年に英国に留学していた頃、韓国チームの試合を観るためにW杯が開催されていたイタリアまで飛び、大きな太極旗を翻しながら応援したこともある。
孫曉林 aryssong@donga.com






