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大統領夫人の甥、李亨澤容疑者逮捕

Posted January. 31, 2002 09:52,   

金大中(キム・デジュン)大統領夫人の甥である預金保険公社の李亨澤(イ・ヒョンテク)前専務が30日午前、特別検事チームに緊急逮捕された。海底宝物の引き揚げ事業の収益金の15%を受け取った見返りに、大統領府と国家情報院(国情院)、海軍など国家機関に対して事業への支援を要請した疑いによるもの。

「李容湖(イ・ヨンホ)ゲート」を再捜査している車正一(チャ・ジョンイル)特別検事(特検)チームは2日、参考人として事情聴取していた李亨澤容疑者を同日、緊急逮捕した。31日に拘束令状を請求する方針だ。

特検チームは、李亨澤容疑者が押収捜索が行われる前に、自宅にあった引き揚げ関連の書類や帳簿、預金通帳などを隠し、外部から入ってくる資金のマネーロンダリングを数回にわたって行った容疑をつかんだ。

特検チームは、李容疑者が2000年11月に引き揚げ事業の収益の15%を受け取ることを約束されたのは、李起浩(イ・ギホ)前大統領経済首席秘書官と国情院などへの事業支援に向けた働きかけに対する見返りだったことがほぼ確認されたと発表した。

しかし、 李容疑者の弁護人は、「李容疑者が国家機関に事業支援を要請したことは、特検チームの捜査範囲外のものだ」として、同日午後、特検チームに対し異議を申し出た。

このため、特検チームは李容疑者の異議申し出と意見書を24時間以内にソウル高等裁判所に提出しなければならず、裁判所は48時間以内にこれを認めるかどうかを決めなければならない。

一方、李容疑者は容疑を全面的に否認し、拘束令状が請求されると令状実質審査を申請するとみられている。

さらに、特検チームは李容疑者が△李容湖被告によるサムエインダス社の海外転換社債(CB)の発行や株価操作に関与したか、△引き揚げ事業に参加したシンファ建設の220億ウォンの社債を産業銀行が買収し、ハンビッ銀行が保証した過程に圧力を行使したのかについても追及している。

特検チームは李容疑者のドンファ銀行の後輩である許玉錫(ホ・オクソク、拘束)容疑者と李容湖被告を呼んで、3者対面尋問を行い、彼らの金銭取り引き関係も取り調べた。

また、特検チームは魏聖復(ウィ・ソンボク)朝興銀行頭取を同日、参考人として呼び、李容湖被告が2000年9〜11月頃、朝興(チョフン)銀行から朝興キャピタルを買収した経緯を捜査した。

特検チームは、2000年5月に李容湖被告について捜査した当時、ソウル地検第3次長だった林梁云(イム・ヤンウン)前光州高検次長を同日召喚して、捜査状況を漏らした経緯と捜査の終了を指示したがどうかなどを捜査した。



myzodan@donga.com