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「逮捕時に拷問受けた」中国で服役中の朴氏が主張

「逮捕時に拷問受けた」中国で服役中の朴氏が主張

Posted November. 01, 2001 09:13,   

今年9月、麻薬不法所持などの罪で中国で死刑となった韓国人のシン某氏と共に97年に逮捕された朴(パク)某氏(71、無期懲役)が、中国の捜査当局から拷問されたと主張し、波紋が広がっている。

朴氏は30日、中国のハルビン(哈爾濱)市の黒龍江城第1看守所を訪問した在中韓国大使館の金柄権(キム・ビョングォン)領事と会って「逮捕当時、取り縄で全身を叩かれ、髭を抜かれる拷問を受けた」と主張していると、外交通商部当局者が明らかにした。

朴氏はまた、刑務所では数回にわたって「韓国公館と連絡したい」、「手紙でも送りたい」などと要請したが、拒否されたと主張したと伝えられた。

拷問を受け、領事接見権を拒否されたという朴氏の主張が事実と確認される場合、「国際拷問防止協約」に加入した中国側の深刻な人権侵害問題が、韓中間の外交懸案に飛び火される可能性もある。

政府当局者は31日、「中国矯正当局と緊急会合し、中国で服役中の韓国人犯罪者に対する拷問などの人権侵害行為があったかどうかを確認することにした」とし、「朴氏の主張が事実だと確認される場合、国際法に基づいて、中国側に厳重抗議する」と述べた。

金夏中(キム・ハジュン)駐中大使は、30日に北京で武東和中国外交部副部長と会談し、シン氏の死刑執行およびチョン某氏(68)の獄中死亡事件に関連した中国側の遅れた通知に抗議すると共に、迅速な真相調査を促した。



taylor55@donga.com