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延世大総長、寄与入学制推進を改めて確認

Posted May. 29, 2001 15:42,   

ソウル延世(ヨンセ)大学の金雨植(キム・ウシク)学長は29日、同校が推進しているいわゆる「寄与優遇入学制度」と関連して、教授と教職員らに書簡を送って支持を訴えるなど、同制度を進める意志を改めて確認した。

金学長はこの日、教授と教職員約1800名に送った書簡で、「3月7日、東亜日報との単独インタビューの際、初めて寄与優遇制度を導入する考えについて触れた後、総学生会を通じてすでに廃棄された計画案が公開されるなど、多くの誤解を招いた」とし、「不本意ながら物議をかもしたことについては遺憾に思うが、寄与優遇制度は大学の競争力を高めるため、不可欠な制度であり、可能な部分から漸進的に進めていく」としている。

学長は「寄与優遇制度は、健全な寄付文化を韓国に定着させるためにも必要な制度だが、法律の枠組みの中で進める計画だ」とし、「このような姿勢のもとで同制度の必要性を世論と政府当局に訴えていく」計画を示した。

学長は、また「すでに『寄与優遇制度の実務対策委員会』を構成しており、この委員会で推進方向などを話し合う予定だ。詳細な実施事項については近く構成される『寄与審査評価委員会』でまとめることになる」と加えた。

延世大学の関係者は「寄与優遇制度の計画案が外部に漏れ、制度の導入は、当面難しい」とし、「学長が書簡を送ったのは、寄与優遇制度と関連した延世大学関係者の意見の取りまとめのようなもの」だと分析している。

一方、寄与優遇制度の導入を反対する同大学総学生会は29日午後1時、中央図書館の前で同制度に関する学生らの意見を問う討論会を開催した。



mhpark@donga.com