朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が最近、観光船の縮小運行および観光代金支払い問題などで難関に直面している金剛山(クムガンサン)観光事業について、「先に運行正常化を図り、その後に陸路での観光を認め観光特区として指定する」方針を韓国側に伝えたことが22日明らかになった。
与党民主党の幹部はこの日、「北朝鮮側は、現代(ヒョンデ)が滞納金問題を解決すれば、収益性の保証のため陸路観光を許可し、観光特区に指定する問題を南北当局者レベルで協議できる、との意向を伝えてきた」と述べた。
これを受けて現代峨山(アサン)の金潤圭(キム・ユンギュ)社長が22日、金剛山を訪問。北朝鮮側との交渉を終え、25日に帰国を予定しており、金社長の訪問結果が注目される。
しかし政府当局者は、「北朝鮮側はこれまでも『金剛山観光事業を継続させながら問題を解決する』方針であった」とし、「これは現代側が従来どおり観光の代金を支払う状況を想定したもので、北朝鮮側の従来の方針を再確認したに過ぎない」と語った。
政府と現代側はこの間、金剛山観光の正常化に向けて、△観光料の引き下げ△観光特区指定△陸路観光——などが実現しなければならないと強調してきた。また北朝鮮側は、金剛山観光事業の継続が陸路観光許可の前提であるとの方針を明確にしてきた。
現代と北朝鮮側は、3月24日に故鄭周永(チョン・ジュヨン)前現代名誉会長の弔問使節として宋浩景(ソン・ホギョン)北朝鮮アジア太平洋平和委員会副委員長がソウルを訪問した際、陸路観光および観光特区指定の問題について原則的には合意したが、その後具体的な協議が進められなかった。
現在、現代側は北朝鮮に毎月観光代金として1200万ドルを支払うことになっているが、2月に200万ドルだけを支払い、3月と4月には全額を支払えないなど、合わせて3400万ドルが未払いのまま。
これに先立ち、林東源(イム・ドンウォン)統一部長官は、21日にハンナラ党を訪問し、「収益性が保証されれば、現代峨山の他にもこの事業へ参加を希望する民間企業が現れる可能性があり、コンソーシアムも構成することもできる」と述べ、金剛山観光は継続されるべきである、との姿勢を示した。
金影植 spear@donga.com






