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再建の見通し立たない金融機関は即時退出

Posted May. 13, 2001 09:33,   

これからは負債が資産を大きく上回り、再生の可能性がないと判断される金融機関は、経営改善や勧告など通常の手続きを踏まえずに即時退出手続きを開始することになる。

金融監督委員会(金監委)は13日、「金融会社適期是正措置制度」の補完策を発表し、「負債が資産を著しく超過し、適期是正措置の履行可能性がないと判断される場合は、適期是正措置と同時に経営改善命令を発動、契約移転の形式に退出させる」と明らかにした。

これまでは事前に適期是正措置を取ったあと、金融会社に経営改善計画を提出させ、審査結果、実現可能性がないと判断される会社に限って退出に該当する経営改善命令措置が取られたきた。

金監委のイ・ウチョル監督政策2局長は、「純資産価値がマイナスの段階で適期是正措置を発動する場合、抱え込んでいる不良債権の価値が更に値下がりし、資産負債移転などの構造調整を実施する際に公的資金の負担が膨らんだ」とし、「金融会社が抱えている不良債権が増加する前に迅速な措置が取れるよう制度を変えた」と説明した。

金監委はこのため、金融会社の不良債権の実態を早期把握できるよう上場または登録した金融会社に対しては、年1回だった外部機関による会計監査を半期毎に受けるよう義務づけ、関係資料を提出するようにした。



李勳 dreamland@donga.com