最近、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が公営放送などの宣伝媒体を通じて駐韓米軍の撤退を主張しているのは、米国が旧式武器の縮減を主張しながら北朝鮮への強硬姿勢を見せていることに対する、守勢かつ対応に回った宣伝攻勢だと韓国政府は分析した。
韓国統一部の当局者は20日、昨年6月の南北首脳会談以前に北朝鮮が主張していた駐韓米軍撤退は、米の朝鮮半島政策には左右されない攻勢的な撤退論だったが、最近の撤退論は守勢的な態度からのものと評価されるとし、上のように語った。
この当局者は、今年1月に米のコリン・パウエル国務相が上院の聴聞会で北朝鮮の軍縮などに言及したことに対して、北朝鮮は米国が力で北朝鮮を潰そうとしているとの危機意識を持っているようだと語った。
河泰元(ハ・テウォン)記者 scooop@donga.com






