高速鉄道車両の選定過程でロビー資金を提供したとされるフランスのアールストーム社が、2005年完成予定の仁川(インチョン)国際空港の鉄道建設コンソーシアムから脱退したと8日(日曜日)遅ればせながら明らかになった。
国会の建設交通委員会所属の李海鳳(イ・ヘボン−ハンナラ党)議員はこの日、鉄道庁から提出された 資料をもとに「今すぐ実施設計をしたとしても期限内の竣工は難しく、アールストーム社のコンソーシアム脱退により外資誘致に空白ができてしまった」と話した。
李議員によると、鉄道庁は昨年仁川新空港からソウルまでの61.5Km区間の仁川国際空港鉄道建設のため、総事業費3兆2400億ウォンの半分を少し超える1兆6271億ウォンを外資誘致によって調達する予定にしていた。
しかし当初の主要出資企業のうちの一つであるアールストーム社(全体資本の20%)が最近車輌電気など、起電分野での協約締結時、要求した事業費での工事費確定を要求したが、受け入れられなかったため、コンソーシアムから脱退したと明らかにした。これに対し鉄道庁の関係者は「海外金融調達予定企業であるアメリカのべクテル社がアールストーム社の調達予定金額である2000億ウォンを代わりに調達することになっており、外資調達計画には問題無い」としている。