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国内初の再感染の疑い例、抗体持続期間短く完治者管理に赤信号

国内初の再感染の疑い例、抗体持続期間短く完治者管理に赤信号

Posted September. 21, 2020 08:36,   

Updated September. 21, 2020 08:36

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新型コロナウイルス感染症の完治後、再び感染判定を受けた「再感染」の疑惑事例が韓国内で初めて報告された。これは、最初の感染時に体内に入ってきたウイルスの一部が、完治後再び活性化した「再養成」と違う。再感染が最終確認されれば、新型コロナ抗体の効力が非常に限られることを意味する。ワクチン開発や完治者管理に否定的な影響は避けられない。

20日、中央防疫対策本部(防対本)によると、今年3月に感染判定を受けた20代の女性が、隔離解除後の4月初めに再び陽性と確認された。防対本は、「該当女性の事例において、クレード(遺伝子型)の変化が確認された」と明らかにした。最初と二度目の感染当時のウイルス遺伝子型が互いに異なるという意味だ。第1次時と異なる感染者を通じて新たな遺伝子型のウイルスが20代の女性に伝播されたものと見られる

防疫当局によると、国内再養成事例は今月8日まで計628人。ただ、防疫当局は、再感染とは無縁だという判断だ。死んだウイルスの欠片が検出されたり、残りのウイルスが免疫力の低下によって活性化したという。

20日0時基準の新型コロナの新規感染者は82人となっている。先月13日(56人)以来38日ぶりに二桁に下がった。首都圏で55人が追加され、これまでの累積感染者数が1万人を超えた。しかし、この2週間(7〜20日)の感染経路が不明な感染事例が27.4%に達する。政府は、非首都圏に出された社会的距離置き(ソーシャル・ディスタンス)の2段階措置を27日まで一週間延長することにした。


金相雲 sukim@donga.com