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李在明氏、無地縁出馬の批判に「有能な働き手」

李在明氏、無地縁出馬の批判に「有能な働き手」

Posted May. 10, 2022 08:46,   

Updated May. 10, 2022 08:46

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「残念なことに大統領選では働き手よりも審判者が選択された。もう審判は終わったので、有能な働き手を選択することを願う」

仁川桂陽(インチョン・ケヤン)乙の国会議員補欠選挙に出馬した李在明(イ・ジェミョン)前京畿道(キョンギド)知事が9日、本格的な選挙活動に乗り出した。李氏は同日、仁川桂陽の老人福祉館を訪れた後、記者団に、党内外で続く「無地縁出馬」批判と関連して繰り返し「責任」を強調した。「先党後私」の原則によって、大統領選敗北の責任を負って出馬したという主張だ。

李氏は、「政治家は国民の前に無限の責任があるので、党が必要とすることを自分の利害関係を離れてやり抜くことが正しい」と述べた。地方選出馬のための住所地の移転を問われ、「決定が急だったため、10日までに引っ越しを終えなければならない」と答えた。李氏は11日に開かれる与党「共に民主党」選対委発足式まで、仁川桂陽で集中的に遊説活動を続ける計画だ。

同党も、「捜査防弾用出馬」という次期政権で与党となる保守系の「国民の力」の攻勢に対抗して、防衛に乗り出した。朴洪根(パク・ホングン)院内代表は同日、YTNのラジオ番組で、「(捜査防弾用という指摘は)李氏の再登場が負担となる『国民の力』が作り出した論理だ」とし、「すでに関連の捜査は進行している」と一蹴した。「共に民主党」の金東兗(キム・ドンヨン)京畿道(キョンギド)知事候補も、「大統領が就任すれば、捜査権、検察権いずれも尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府の検察であり、捜査を担当する人々だ」とし、「国会議員だとしても(捜査によって)明白に結果が出るだろう」と線を引いた。

 

これに対して、「国民の力」の反駁も続いた。権性東(クォン・ソンドン)院内代表は同日、中央選対委会議で、「カード回しは聞いたことがあるが、選挙区を回すのは初めて」とし、「李氏は無限責任を叫ぶが、無限背任の道を行っている」と非難した。地方選挙共同選対委員長を務めた金起炫(キム・ギヒョン)議員は、「失敗した文在寅(ムン・ジェイン)政権に対する反省と大統領選敗北に対する一抹の反省もなく、(地方)選挙を円滑な新政府のスタートを妨害する手段、『李在明防弾チョッキ用』だけに悪用している」と指摘した。

同日、京畿道城南(ソンナム)、盆唐(ブンダン)甲補欠選挙の出馬を公式に宣言した「共に民主党」の金炳官(キム・ビョングァン)元議員は前日、同地域からの出場の意向を示した、政権引き継ぎ委員長を務めた安哲秀(アン・チョルス)氏に対して、「政治投機屋」と批判した。金氏は同日、記者会見で、「『安哲秀』で象徴される偽りの『新しい政治』と戦って勝たなければならないという厳粛な責務を与えられた」とし、「今回の選挙が安氏の最後の選挙になるようにする」と述べた。


許桐準 hungry@donga.com