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コルダと高眞榮の二極構図、今季開幕控え米ゴルフ界が注目

コルダと高眞榮の二極構図、今季開幕控え米ゴルフ界が注目

Posted January. 15, 2022 10:47,   

Updated January. 15, 2022 10:47

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ゴルフの季節が再来した。2022シーズン米女子ツアー(LPGA)ツアーが21日、米フロリダ州オーランドで行われる開幕戦「ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で大長征の幕を上げる。計34の大会で世界のトッププレイヤーたちが競う。

断然注目されるのは世界ランキング1位のネリー・コルダ(24・米国)と2位の高眞榮(コ・ジンヨン=27)のライバル構図だ。昨季にツアー4勝を挙げ2020東京五輪で金メダルを獲得したコルダと、ツアー5勝で「今年の選手賞」に輝いた高眞榮の二極体制が、今季もそのまま続く見通しだ。

海外のメディアも注目している。カナダメディアのTSNは最近、新年のゴルフ界の主要関心事などをまとめ、最大のライバル関係にある選手としてコルダと高眞榮を挙げた。米男子ツアー(PGA)を代表的なライバルである「ブライソン・デシャンボー(29、米国)とブルックス・ケプカ(32・米国)は忘れろ」と解説するほど。米メディア「ゴルフウィーク」も今季LPGAツアーで期待される5大事項のうち、1番目にコルダと高眞榮の競争を挙げた。「(二人の対決構図は)ツアーを世界的に盛り上げることができる力」と診断した。

世界ランキングだけを見ても、両選手による二極構図は圧倒的だ。1位のコルダ(9.67点)と2位の高眞榮(9.59点)はわずか0.08点差であるのに対し、3位のリディア・コ(5.86点)とは4点近く差がある。2019年7月以降、両選手以外のプレイヤーが世界1位の座についたことはない。これを受け、米ゴルフチャンネルは、今季5大メジャーの複数優勝候補を挙げたが、コルダを2大会、高眞榮を3大会の優勝候補に挙げた。

コルダが「ドライバー」なら高眞榮は「アイアン」だ。コルダは昨季、平均ドライバー飛距離275.12ヤード(約252メートル)でツアー7位につけた。ツアーデビュー後、毎シーズン、飛距離が伸びている。一方、高眞榮は昨年にパーオン率2位(78.77%)を占めるなどアイアンを自由自在に活用している。2018、2019シーズンには2年連続同部門で1位になった。もちろん、コルダのパーオン率(77.24%)も同様に5位と、さほど落ちない。高眞榮も「ライバル構図だがマナーが良く、実力があるので学べることがあれば学んでいる」と高く評価した。

二人の出発は食い違っている。コルダは開幕戦に参加する反面、12日米国へ出国した高眞榮はしばらく冬季トレーニングを行う予定だ。昨季も開幕戦に出て3位だったコルダは、その次の大会だったゲインブリッジLPGAでシーズン初のトロフィを掲げた。高眞榮は1、2月の大会は欠場し、3月から出場すると見られる。世界のゴルフファンを楽しませる2人の対決が近づいている。


姜泓求 windup@donga.com