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ファイザーCEO、「オミクロンワクチンを3月に発売」

ファイザーCEO、「オミクロンワクチンを3月に発売」

Posted January. 12, 2022 08:31,   

Updated January. 12, 2022 08:31

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米製薬会社のファイザーは、新型コロナの「オミクロン株」を狙ったワクチンを3月に発売する。

ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は10日(現地時間)、米CNBC放送とのインタビューで、「オミクロン株向けワクチンは、3月に発売の準備ができる」とし、「現在、一部の数量は生産を開始した」と明らかにした。

世界的に新型コロナの感染者を急増させているオミクロン株のブレークスルー感染確率がデルタ株より高いことが分かり、医学界からは対策が必要だという声が強かった。英保健庁によると、ファイザーやモデルナのようなメッセンジャー・リボ核酸(mRNA)方式のワクチンは、2回目の接種後、20週間が経つと、オミクロン株の免疫効果が10%台に落ちた。

多国籍製薬会社の対応も早くなっている。モデルナも、オミクロン株向けワクチンを準備している。CNBCによると、今秋の発売を目指してこのワクチンを開発しているモデルナは、まもなく臨床試験に入る見通しだ。

オミクロン株のワクチンが開発されれば、国内にも直ちに導入できる。韓国政府は、「新しい変異ウイルスに合わせた新しいワクチンが出たら、供給を受けることができる」という内容を、今年、ファイザーやモデルナをはじめとするmRNAワクチンの購入契約に盛り込んだと明らかにした。中央事故収拾本部のパク・ヒャン防疫総括班長は、「契約交渉の際、新しい変異ウイルスの出現を予想して、この内容を盛り込んだ」と話した。今年、国内導入が決まった新型コロナワクチンは、計1億5044万回分だ。このうち、ファイザーワクチンが6000万回分、モデルナワクチンは2000万回分となっている。


キム・ソンモ記者 イ・ジユン記者 mo@donga.com · asap@donga.com