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接触者と有症状者を優先的にPCR検査、オミクロン株対応体制見直し

接触者と有症状者を優先的にPCR検査、オミクロン株対応体制見直し

Posted January. 08, 2022 08:19,   

Updated January. 08, 2022 08:19

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新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の感染リスクが高い人を中心に、遺伝子増幅検査(PCR)を受けることが進められる。症状の軽い在宅治療者は、町内の病院で診療を受ける体制も用意する。「オミクロン株」の本格的な拡大に備え、「検査(test)→追跡(trace)→治療(treat)」へと続く従来の「3T防疫」を「速度戦」体制に切り換えるのだ。

金富謙(キム・ブギョム)首相は7日、中央災害安全対策本部での会議で、「拡大の速度が非常に速いオミクロンに対応するためには、防疫体制全体を『速度』と『効率性』の観点から全面的に見直さなければならない」と述べた。

これにより、今後新型コロナの症状が現れたり感染者と濃厚接触した人、ワクチンの未接種者、高齢者などがまずPCR検査を受けるものとみられる。症状がないのに検査を希望する人は、とりあえず自己検査で検査後に陽性が出るか、症状が発現する時に限ってPCR検査を受けさせる予定だ。疫学調査も、従来の感染源の全体調査から、拡大リスクの高いところを中心に切り換えられる。在宅治療患者のうち症状の軽い人は、町内の病院で診療することも検討している。

新型コロナの飲む治療剤は、13日を前後にして国内に導入される。感染者の重症化率を約88%下げるとされるファイザーのパクスロビドだ。1月の導入量は2万~4万人だという。

一方、国内で妊婦が新型コロナにかかって、出産後死亡した事例が初めて出た。7日、疾病管理庁によると、A氏は妊娠32週目で新型コロナの感染判定を受け、5日後の昨年12月28日に出産したが、容体が悪化し、今月4日に死亡した。A氏は基礎疾患があり、新生児は新型コロナ検査の結果、陰性だった。


ユ・グンヒョン記者 キム・ソヨン記者 noel@donga.com · ksy@donga.com