Go to contents

心臓にICD装着のデンマーク代表エリクセンがW杯出場に意欲

心臓にICD装着のデンマーク代表エリクセンがW杯出場に意欲

Posted January. 06, 2022 08:21,   

Updated January. 06, 2022 08:21

한국어

昨年心停止で生死を彷徨ったデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(30)が11月に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)出場への思い語った。

エリクセンは5日、デンマークのメディア「DR1」とのインタビューで、「カタールW杯でプレーすることは、いつも自分の心に残っている」とし、「代表チームが僕を選出してくれるかどうかは分からないが、グラウンドに戻りたい」と話した。デンマークはW杯欧州予選で組1位で本大会出場を決めている。W杯最終エントリーは大会1ヵ月前に確定する。

エリクセンは昨年6月、デンマーク・コペンハーゲンで行われた2020欧州選手権(ユーロ2020)グループリーグのフィンランド戦で心停止を起こして倒れた。救急手当を受けて病院に搬送されたエリクセンは、心臓にICD(植え込み型除細動器)を装着する手術を受けた。装着されたICDは心臓に問題が生じた時、自動的に電気ショックを与えて心臓拍動を正常に戻す。インテル・ミラノ所属だったエリクセンは、イタリア・セリエAで「除細動器を付けた選手はプレーできない」という規定で契約が解除された。

昨年12月、「何の異常もない」という最終診断を受けたエリクセンは、デンマークで個人練習をしている。現在、所属チームはない状態だが、イングランドやデンマークなどの複数のクラブからスカウトのオファーを受けているという。エリクセンは、「僕の心臓は何の障害にならない。心停止は一時的であり、その後正常に回復していることを証明したい」と語った。マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)でプレーしたダレイ・ブリント(32=アヤックス、オランダ)も心臓疾患で2019年にICDを装着する手術を受け、今も問題なくグラウンドでプレーしている。


金東昱 creating@donga.com