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雪の降った朝

Posted December. 25, 2021 08:22,   

Updated December. 25, 2021 08:22

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善良なことをしなければ、サンタのプレゼントをもらえない。「私はプレゼントをもらえるでしょうか」と、幼い息子から1日に12回も聞かれると、幸せで悲しい気持ちでいっぱいになる。息子は善良なことをしなくても、贈り物をもらうから幸せだ。そして、以前は善良な子どもだったすべての善良な大人たちは、プレゼントをもらうことができないから寂しい。せめてクリスマスは、もう少し温かくなりたい。それでプレゼントを準備した。クリスマスに待つサンタのプレゼントに負けない詩、「雪の降った朝」だ。

一晩中雪が降った。朝起きると、白い雪景色を描写するだろうと予想したが、この詩人は全く違う話をする。詩人は、昨夜は雪が降ったと言わず、母がそっと立ち寄ったと表現している。白い雪がうずたかく積もったと言わず、お母さまのおみやげがあのかめの上に置いてあると書く。ああ、母は私を愛して世の中の雪となって来たんだ。悟った瞬間、奇跡が起きる。世の中は私が愛された証拠でいっぱいになる。私はこんなに暖かい冬を、暖かい雪を見たことがない。

以前、キム・ヒョンという評論家は、「白は救いの色調であり、愛の象徴だ」と言ったことがある。それで私たちは、白い雪を救援のように待っているようだ。サンタのプレゼントなんてもらわなくてもいい。実際、クリスマスにはもらいたいプレゼントが別にある。全身で世の中になってくださった方、ぼたん雪のように愛を注いでくれた人。お母さんが来たら、サンタよりもっと嬉しいだろう。

文学評論家