Go to contents

スポーツ界に「オミクロン株」とばっちり、冬季ユニバーシアードが中止

スポーツ界に「オミクロン株」とばっちり、冬季ユニバーシアードが中止

Posted December. 01, 2021 08:23,   

Updated December. 01, 2021 08:23

한국어

世界の大学生選手が参加するスポーツ祭典「冬季ユニバーシアード」が新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大を懸念し、突然中止となった。

ユニバーシアードを主催する国際大学スポーツ連盟(FISU)は先月29日(現地時間)、運営委員会を開き、今月11日から21日までスイスのルツェルンで開催する予定だった2021冬季ユニバーシアードは開催しないと発表した。FISUは、「オミクロン株の感染拡大に関連し、スイス当局が入国手続きを強化することにした。渡航制限措置が取られる状況下で大会をキャンセルせざるを得なくなった」と明らかにした。

2年ごとに開催される同大会は当初、今年初めに開かれる予定だったが、コロナ禍で年末に延期された経緯がある。当初、約50ヵ国から約1600人の選手が参加する予定だった。韓国もバイアスロン、スキー(アルペン、クロスカントリー、フリースタイル、スノーボード)、スケート(ショートトラック、スピード、フィギュアスケート)、アイスホッケー、カーリングの5種目に計123人(選手79人、役員44人)の選手団を結成し、24日に結成式を行った。

今大会の中止で北京冬季五輪の開催にも影響要因が生まれた。オミクロンの感染力と致死率が既存の変異ウイルスを超える場合、無観客、競技の縮小や中断などを深刻に考慮せざるを得ない。欧州や北米を経て、世界的にオミクロン株が広まる場合、東京五輪同様、大会の正常開催は困難と見られる。


兪載泳 elegant@donga.com