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対外依存度の高い4000品目の早期警報システムを稼動、尿素水大乱で政府が対策

対外依存度の高い4000品目の早期警報システムを稼動、尿素水大乱で政府が対策

Posted November. 27, 2021 08:34,   

Updated November. 27, 2021 08:34

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政府は、尿素水のように対外依存度の高い主要品目の異常兆候を早期にキャッチするため、海外公館・貿易館と共同で点検および分析システムを作ることにした。海外公館には「経済安保担当官」が新設される。海外産業情報をずさんに収集して供給網問題を誤って判断したため、「尿素水の大乱」が大きくなったという指摘が起こり、対策を設けたのだ。

企画財政部(企財部)は26日、こうした対策を盛り込んだ「第1回経済安保中核品目タスクフォース(TF)」会議を開催したと発表した。政府は特定国からの輸入依存度が50%以上であったり、観察の必要性が大きい4000品目余りに対し、今週から「早期警報システム(EWS)」を稼動することにした。対応の緊急性や国民生活に及ぼす重要性などを考慮して等級を分けた後、動向把握や報告周期などに差をつけて点検する。

年末まで約4000品目のうち、特に輸入依存度の高いマグネシウム、タングステンなど最大200品目を「経済安保中核品目」に指定する。経済安保中核品目は、海外公館・貿易館、産業通商資源部、業種別協会、貿易商社などが一緒に観察・分析することにした。

まず海外公館や貿易館、貿易協会は、「海外進出企業の供給ネットワーク協議会」を新設し、中核品目の需給動向を定期的に産業部に報告する。このため、公館にはこうした業務を担当する「経済安保担当官」を置くことにした。

産業部、協会、専門研究機関は、この情報を分析し、適合型対応戦略を立てる。現在、不足していると指摘されている産業情報の分析力量を育成しようという趣旨だ。

韓国内の主要輸入企業と専門貿易商社、輸入協会の間では「ホットライン」を設け、海外の異常動向を随時共有する計画だ。主要産業情報を各機関が迅速に共有し、対応の遅れを食い止めようとしている。李億遠(イ・オクウォン)企財部第1次官が同日、初めて開いた「経済安保中核品目TF」は、週1回の開催を原則とし、必要に応じて随時運用される予定だ。

これに先立って、KOTRA北京貿易館は先月、中国の尿素輸出義務付けの告示と関連して、国内で需要の多い車両用尿素について言及せず、農業用「尿素肥料」問題とだけ報告書を作成し、議論を呼んだ。ずさんな情報報告を受けた産業部も、この問題を深刻に認識できず、初動対応が遅れたという批判が出ている。


具特敎 kootg@donga.com