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李在鎔三星副会長が5年ぶりに渡米、半導体工場とワクチン生産拡大が焦点

李在鎔三星副会長が5年ぶりに渡米、半導体工場とワクチン生産拡大が焦点

Posted November. 15, 2021 08:33,   

Updated November. 15, 2021 08:33

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三星(サムスン)電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が14日、5年ぶりに北米出張に出た。

20兆ウォン規模の米国内半導体ファウンドリー(委託生産)工場の投資計画を最終点検し、モデルナ製の新型コロナワクチンの生産拡大などを推進するものとみられる。米国内の主要パートナー会社の関係者らとのネットワーク作りにも乗り出す予定だ。

李副会長は14日午前、ソウル江西区(カンソグ)の金浦(キムポ)国際空港でチャーター機に搭乗する前に取材陣と会い、米ファウンドリー工場への投資を今回決めるかという質問に、「多くのパートナーに会う」と明らかにした。

三星電子は5月の韓米首脳会談後、170億ドル(約20兆ウォン)を投資し、米国内の第2ファウンドリー工場を建設する方針を公式化した。三星電子は、米テキサス州のテイラーとオースティンなどを有力候補地として検討している。財界では、李副会長が直接米国を訪問して候補地を検討後、決定するものと見ている。

新型コロナワクチンの生産に関連してモデルナ側に会うかを尋ねると、李副会長は「ボストンにも行きそうだ」と答えた。モデルナは、米マサチューセッツ州ボストンに本社を構えている。モデルナの幹部と会う可能性が高い。

財界では、李副会長がモデルナのほかにも情報技術(IT)業界の最高経営陣や政官界の関係者らと会い、グローバルネットワークの復元に力を注ぐものと見ている。李副会長は、モデルナのステファン・バンセル最高経営者(CEO)を知人から紹介され、その後、8月にモデルナ側の最高経営陣とテレビ会議を開くなど、国内ワクチンの委託生産日程を繰り上げるために努力してきた。

李副会長の米国出張は、2016年7月、「サンバレーカンファレンス」に出席して以来、5年4カ月ぶりのことだ。

イ副会長は仮釈放後、毎週木曜日に開かれる三星物産の合併・サムスンバイオロジックス不正会計疑惑関連の裁判に出席しているが、今週は大学修学能力試験(18日)のため裁判が行われず、海外出張が可能だったとみられる。李副会長は25日前には帰国するものと見られる。


林賢錫 lhs@donga.com · 徐東一 dong@donga.com