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孫興民「多くの観客の前でプレーできてワクワクしている」

孫興民「多くの観客の前でプレーできてワクワクしている」

Posted November. 11, 2021 08:42,   

Updated November. 11, 2021 08:42

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「本当にわくわくしている。多くの観客の前で試合ができることは、大きな経験であり特恵だ。待ちわびていたと思うファンの皆さんの期待に応えたい」

疲れた日程にもかかわらず、孫興民(ソン・フンミン=トッテナム・ホットスパー)の顔からは明るい笑みが消えなかった。2021年に韓国で行われる最後の代表戦を控え、久しぶりにホームサポーターが見守る中で試合に出ることへの期待感も大きいようだった。11日午後8時、高陽(コヤン)総合運動場で行われる韓国対アラブ首長国連邦(UAE)の2022カタール・ワールドカップ(杯杯)アジア最終予選A組第5戦が、まさにその舞台だ。

英国で所属するトッテナムのリーグ戦を消化し、9日に代表チームに合流した孫興民は、厳しい日程にもかかわらず、体調調整の余裕は与えられなさそうだった。10日に坡州(パジュ)国家代表トレーニングセンター(NFL)で行われたチームトレーニングでは、同僚たちと冗談まで交わしながら、肌寒い天気の中でも暖かい雰囲気を作った。この試合が終われば、17日午前0時にカタール・ドーハで行われるイラクとの第6戦に出場しなければならない。2勝2分け(勝ち点8)でイランに次いで組2位の韓国は、UEAに勝てば一層軽い気持ちでイラク遠征に臨むことができる。

UAEとの通算対戦成績は12勝2敗5分けで韓国が上回っている。UAE戦では観客を100%入れることができる。ファンを入れての国際Aマッチは、2019年12月の東アジアサッカー連盟(EAFF)E-1選手権の日本戦以来約2年ぶり。

今回の試合も先制ゴールが勝負を分けそうだ。ただ、ストライカーの黄義助(ファン・ウィジョ=FCジロンダン・ボルド)がハムストリング負傷で攻撃力に空白が生じた状況だ。代替要員としてキム・ゴンヒ(水原)が選ばれたが、大きな試合では従来の主力ラインナップをほとんど変えなかったパウロ・ベント監督のスタイルからみれば、孫興民を前線に起用するワントップカードを切り出す可能性が高い。ベント監督は10日の練習に先立って40分余りにわたって戦術ミーティングを行うほど、孫興民のポジション、また孫興民をサポートする2烈を構成するのに頭を悩ませていた。

3分け1敗で勝利が切実なUAEは、守備ラインを上げて強いプレスでボールを奪い、カウンターでゴールを狙う戦略を展開するものと見られる。孫興民には中央守備から一人のMFがマンマークしながらパスを受けさせないかミスを誘導する可能性が高い。結局、孫興民が守備裏に切り込む動きがカギとなる。ファン・インボム、チョン・ウヨン、イ・ジェソンらがスピーディーな連携で相手との距離を広げて、孫興民の動きを見る場面が多く作らなければならない。先月のイラン戦でも、ファン・インボムとイ・ジェソンが速いパスで圧迫から抜け出した後、守備裏のスペースに侵入する孫興民にパスがつながってゴールを奪うことができた。

10日現在、チケットの前売り率は約65%(2万2700枚あまり)だ。試合開始前まで前売りが行われる。現場販売は行わない。


兪載泳 elegant@donga.com