李俊錫代表、尹錫悦氏に「ハイエナとハエの群れの除去を」と注文

保守系最大野党「国民の力」の李俊錫（イ・ジュンソク）代表が、同党大統領選候補の尹錫悦（ユン・ソクヨル）氏に「冷静になる時がきた」とし、「ハイエナとハエの群れ」を除去した党選挙対策委員会の構成を注文した。尹氏の予備選挙陣営の構成員の中で失言などで物議をかもした人々を外し、党の選挙対策委員会と本戦陣営を立ち上げなければならないと指摘したのだ。

李氏は６日、ＪＴＢＣとのインタビューで、「私が選挙過程で『ハイエナ』と、金鐘仁（キム・ジョンイン）前非常対策委員長は『ハエの群れ』と言及した」とし、「（尹氏は）前・現職の党代表がどこに懸念を持ったのか知る必要がある」と述べた。また、「この２ヵ月間（尹氏の）陣営の活動を見ると、得票が多いのか減票の要因が多いのか、冷静に評価しなければならない」と付け加えた。

　

李氏は、尹氏の入党直後の８月、「候補らの近くに権力欲を煽るハイエナではなく、明るく肯定的な猪とミーアキャットがいることを望む」と話した。金氏も９月、「ハエの群れに囲まれて５ヵ月間さまよったのが尹氏の現住所」と苦言を呈した。

　

「国民の力」選対委に総括選挙対策委員長として合流すると予想される金氏は、合流の条件として既存陣営の再構成を求めたという。尹氏と李氏は６日、昼食会合で、金氏を選対委の「チームトップ」にする選対委構成に合意した。金氏が「国民の力」選対委員長を担うことになれば、２０１２年のセヌリ党（現「国民の力」）大統領選挙、１６年の「共に民主党」総選挙に続き、大統領選挙の陣頭指揮をすることになる。


全主榮 aimhigh@donga.com