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尹錫悦氏「元喜龍氏は討論が実にうまい」と絶賛

尹錫悦氏「元喜龍氏は討論が実にうまい」と絶賛

Posted October. 13, 2021 08:17,   

Updated October. 13, 2021 08:17

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保守系最大野党「国民の力」大統領候補の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検事総長が、ライバル候補の元喜龍(ウォン・ヒリョン)前済州道(チェジュド)知事に対して、「討論が本当にうまい。未来が期待される」と絶賛した。元氏は特に反応を示さなかったが、野党圏の大統領候補間で離合集散の幕が上がったのではないかという分析が出ている。

尹氏は12日、フェイスブックを通じて、「元氏の動画『大庄洞ゲート1打講師』を見た。大庄洞ゲートについて大変うまく説明された」とし、「正直に言って、元氏の能力がうらやましい」と明らかにした。元氏が複雑な大庄洞特恵疑惑をわかりやすく説明するユーチューブ動画を作って、ネットユーザーの間で「大庄洞1打講師」と呼ばれていることを賞賛したのだ。

また、「元氏は国会議員を3度務め、済州知事を2期歴任した。何よりも道知事を務めて、各種開発事業を直接経験されたことが大いに役立っただろう」とし、「特に元氏はこのような事業を行って不正疑惑を受けたことがない。元氏の未来が期待される」と付け加えた。

洪準杓(ホン・ジュンピョ)議員、劉承旼(ユ・スンミン)元議員から集中牽制を受けている尹氏が元氏に手を差し出すと、野党圏では「大統領候補間の離合集散が加速化するのではないか」という観測が流れている。同党の予備選挙が4強に絞り込まれ、候補間の合従連衡により予備選挙の構図が揺れ動く可能性もある。同党関係者は、「与党が予備選挙不服論議を経験しているため、『ワンチーム精神』を強調する意図もあっただろう」と分析した。実際、尹氏は11日にも自身のインスタグラムにライバル候補の洪氏の写真を載せ、「洪先輩、一緒に行きましょう」と書いた。

元氏側は尹氏の絶賛を受け、「悪いことではない。お言葉を歓迎する」としつつも、尹氏との連帯の可能性については線を引いた。元氏の陣営関係者は、「元氏の動画が実際にヒットしたので、徳談を伝えた程度と見る」とし、「尹氏が元氏だけに徳談を言ったわけではないのではないか。合従連衡に私たちが加担することは絶対ないだろう」と強調した。元氏も特に立場や反応を出していない。

一方、洪氏は共同選対委員長に迎え入れた安相洙(アン・サンス)元仁川市長と共に尹氏への攻撃に力を注いだ。洪氏は同日、招聘式で、「尹氏がSNSでそのように戯画化されて笑いものになるのを見て、5年前の大統領選が思い出される。あの時は私が戯画化されて笑いものになった」とし、「大統領候補が笑いものになって戯画化されれば、大統領選で勝てない」と話した。

劉承旼(ユ・スンミン)元議員も同日、CBSラジオ番組のインタビューで、尹氏と「チョンゴン師匠」の関係を再度指摘し、攻勢をかけた。劉氏は、「大統領がどんな人の話に耳を奪われるのかは大変重要だ」とし、「北朝鮮が攻め込んで占領するのに、そのような人に尋ねてするのか」と述べた。また、洪氏に対しても、「洪氏の暴言も傷だ。李在明(イ・ジェミョン)知事を攻撃する時も五十歩百歩だ」と批判した。


柳聖烈 ryu@donga.com