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室内楽で聞く「ロシア作曲家たちの友情」

室内楽で聞く「ロシア作曲家たちの友情」

Posted October. 11, 2021 07:23,   

Updated October. 11, 2021 07:23

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問:「作曲家のプロコフィエフとプーランククは、どんな関係だったのだろうか」

答:「カードゲームを一緒に楽しんでいたゲームパートナーだった」

今年で6回目を迎えた麗水(ヨス)イェウルマル室内楽フェスティバルが、「ロシアの友情」(Russian Friendship)をテーマに15~17日、全羅南道麗水市(チョルラナムド)のGSカルテックス・イェウルマル大劇場で開催される。

今年4回行われる公演は、近代から現代にかけての4つの時代を背景にロシアとソ連の作曲家たちが引き継いできた「リンク」を探索する。15日午後7時半の公演テーマは、19世紀末に国境を越えて付き合ったフランスのサン=サンスとロシアのチャイコフスキー、ボロディンの音楽を扱う。16日午後2時にはラフマニノフと後輩メトネル、ライバルのスクリャービンの作品が、午後7時には20世紀初めの「新しい音楽」を披露し、尊重と競争を繰り広げたドビュッシーとラベル、ストラヴィンスキーの音楽を紹介する。

17日午後2時の公演では、プロコフィエフの作品とともにフランス・パリで活動していた彼がソ連に帰国する前にカードゲームのパートナーであり芸術的ライバルだったプーランク、帰国後にソ連当局から受難を受けたショスタコービッチの作品を舞台にあげる。

大半の室内楽祝祭が1、2の演奏者またはチームに公演を一つずつ任せるのとは違って、この祝祭は公演ごとに多様な出演者が登場する。それぞれの公演を5~7曲で構成し、曲ごとに異なる出演者と新しい編成が登場する。芸術監督の梁盛苑(ヤン・ソンウォン)を柱にしたトリオ・オウォン、アルファをはじめとする有名レコード会社で現代レパートリーを披露してきたダネル・カルテット、リストコンクール優勝者のエンリコ・パーチェなど海外出演者とバイオリニストの李京宣(イ・ギョンソン、ソウル大学教授)、クラリネティストのチェ・ジェイル(韓国芸術総合学校教授)など、国内スター級演奏者たちが舞台を飾る。3万~5万ウォン。お問い合わせは1544~7669まで。


ユ・ユンジョン記者 gustav@donga.com