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「カットオフ脱落」の崔在亨前監査院長、「政治を続ける」

「カットオフ脱落」の崔在亨前監査院長、「政治を続ける」

Posted October. 09, 2021 08:31,   

Updated October. 09, 2021 08:31

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保守系最大野党「国民の力」の大統領選予備選挙で「4強カットオフ」の敷居を越えることができなかった崔在亨(チェ・ジェヒョン)前監査院長(写真)は8日、「今後どう新たに出発するか構想し、しばらく休息の時間を取る」と明らかにした。3ヵ月前の6月末、監査院長を辞任した。

崔氏は同日、東亜(トンア)日報の電話取材に、「突然、馴染みの薄い政治に足を踏み入れ、不十分な点もあった」とし、「(予備選挙で)うまくやったこともあり、残念なこともある。私がすべきことがあるのか模索し、考えを整理してみる」と話した。「政治は続けるということか」という質問には「そうだ」としつつも、「どのような形かは考えなければならない。今は何もないから」と話した。崔氏は同日、立場文を通じて、「『国民の力』の一党員に戻って、政権交代に向けて力を加える」とし、一兵卒として活動する意向を明らかにした。

 

崔氏は監査院長を辞任した後、「国民の力」に入党し、大統領選予備選挙に飛び込んだ。野党圏は、月城(ウォルソン)原子力発電所1号機の経済性評価監査をめぐって与党と対立した「反文(反文在寅)」であり、「美談製造機」と呼ばれた崔氏に注目した。一部の世論調査で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検事総長に続き野党候補で選好度2位を記録し、約10人の現役議員を集めたが、準備不足で陣営まで解体した。

 

野党圏では、崔氏が文在寅(ムン・ジェイン)政府で起用され背を向けた共通点からこれまで友好的関係を築いてきた尹氏と連帯する可能性が提起されている。尹氏側関係者は「崔氏との接触を図る計画」と話した。

黄教安(ファン・ギョアン)元未来統合党代表は予備選挙の間、昨年の4・15総選挙が不正選挙であると主張して強硬保守層の支持を訴えたが脱落した。黄氏は同日、京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)の大庄洞(テジャンドン)現場訪問を取り消すなど、当惑した様子だった。黄氏を支持した閔庚旭(ミン・ギョンウク)元議員は、フェイスブックで「理解できない結果だ。検証が必要だ」と主張した。

野党圏の一部では、崔氏と黄氏が、与党「共に民主党」の李洛淵(イ・ナクヨン)前代表の議員辞職で空席になったことで、来年3月の大統領選と共に実施されるソウル鍾路(チョンロ)地方区補欠選挙に出馬する可能性があると見ている。


ユン・ダビン記者 empty@donga.com