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外国人ユーチューバーが「韓国の真価」にハマった

外国人ユーチューバーが「韓国の真価」にハマった

Posted October. 07, 2021 07:57,   

Updated October. 07, 2021 07:57

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購読者が約28万人のユーチューブチャンネル「Cafe Juseyo」を運営するメキシコ人のリヴィエール・ゴメス氏(31)は、韓国で発生した犯罪・治安・警察捜査に関するコンテンツを制作する。スペイン語で制作された映像は、南米地域で特に人気が高い。コメントには、「夜も自由に外に出られる韓国社会がうらやましい」という反応が多い。メキシコ法務部に勤務したゴメス氏は、治安の良い韓国について偶然知り、しばらくして韓国留学の途についた。現在、京畿(キョンギ)大学で犯罪心理学博士課程に在学している。

Kポップ、ドラマ、映画など、韓国コンテンツの人気が爆発する韓流全盛時代。外国人らの関心は、自然と韓国という国への好奇心へとつながり、関連ユーチューブコンテンツも急増している。かつて、一部の外国人ユーチューバーらが韓国人を対象に、韓国コンテンツの優秀性を褒め称えるやり方で人気を集めたとすると、最近は、自国民を相手に、韓国のさまざまな一面を映すケースが多い。優秀な治安から親しみやすい田舎、一般人の平凡なライフスタイルまで、外国人ユーチューバーたちが感じる韓国の魅力は様々だ。彼らは、「BTS、パラサイト、イカゲームといった特定キーワードをテーマに映像を作れば、クリック件数がよく上がることをよく知っている。しかし、これよりもっと豊かな韓国の真価を見せたい」と話す。

ゴメス氏は東亜(トンア)日報とのインタビューで、「メキシコに比べて犯罪の発生率が低く、世界的にも優れた治安水準を維持している韓国の秘訣が気になった。メキシコでは発生し始めたサイバー犯罪、暴力について、韓国警察は豊富な捜査ノウハウも持っている。これを映像で伝えたかった」と話した。氏は「後で祖国に帰った時、メキシコがより安全になるよう助けたい」と明らかにした。

オランダ人のバート・ファン・ヘニュフトン(29)は、「韓国の田舎」にはまった。「韓国の見慣れない場所を捜し回るオランダ人」を打ち出している。購読者約9万人のユーチューブチャンネル「igoBart」で、彼は自転車に乗って田舎の隅々を走り回る映像をアップロードする。オランダで会社員だった彼は、スペイン旅行中に韓国人に会って韓国に好奇心を感じ、韓国に来て魅了されて定着した。最近は約2カ月間、一人で2000キロぐらいを歩いた。「地理学を専攻し、韓国社会と歴史に関心が高かった。人とは違う教育的コンテンツを作りたい。韓国田舎の美しさと住民の温かさを知らせる甲斐もある」と明らかにした。

しばらくオランダに帰国した時は、隣に住む韓国戦争参戦勇士に会ってインタビューもした。日本による植民地時代の跡の残っている韓国の遺跡地も訪れた。そのためか、チャンネル購読者の中には韓国人の割合も30~40%に達する。彼らは「私たちも知らなかった韓国の歴史まで伝えてくれてありがとう」というコメントを残している。

購読者11万人を保有するチャンネル「Jake the Korean Dream」を運営しているフランス出身のジェイクは、自分の「ソウル暮らし」を愉快に伝える。特に、韓国での職場生活を夢見る外国人のために、自らが携わったスタートアップや職場生活について詳しく伝える。購読者43万人のユーチューブチャンネル「Oh, My friend!」を運営しているブラジル出身のアマンダは、韓国人の人生、人間関係、ファッションなどをインタビュー形式で扱う。ジェイクは「K-POPや映画だけでなく、韓国の本当の姿を知りたがる外国人が急速に増えている。需要が増えるだけ、韓国の魅力をより多く伝えようと努力している」と話した。


キム・ギユン記者 pep@donga.com