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資産家から72億ウォンをだまし取った「30代女」が外車37台を購入

資産家から72億ウォンをだまし取った「30代女」が外車37台を購入

Posted October. 01, 2021 08:31,   

Updated October. 01, 2021 08:31

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「米国にいる養父が亡くなる時に私に残した遺産は145億ウォンです。米国の国税庁に相続税を前払いしなければならないので、お金を少し貸してほしい」

2014年4月、ソウル江南区駅三洞(カンナムグ・ヨクサムドン)のあるコーヒーショップ。通訳・翻訳の仕事をするヨム某氏(38)は、普段からの知り合いの事業家キム某氏にこのように話し、相続財産証明書の英語書類を差し出した。ヨム氏は、数年前からキム氏に自分の養父は相当な資産家だと紹介してきた。しかし、ヨム氏にとってそのような養父は存在せず、証明書類も偽造書類だった。

ソウル中央地裁刑事合意29部(金昶亨部長判事)は30日、2010年から2019年にかけて相続税前払い代金や生活費などの名目で、キム氏から71億9000万ウォンを騙取した罪(特定経済犯罪加重処法上の詐欺)などで起訴されたヨム被告に対し、懲役9年を言い渡したと明らかにした。

裁判所によると、ヨム被告はキム氏から約10年間、様々な嘘や偽造書類を使って騙し取った金で、50億ウォンをかけて外車37台を購入するなど、贅沢な生活をしてきたことが取調べの結果分かった。

裁判部は「ヨム被告は、資産家のキム氏と親交ができたのを機に、様々な嘘でキム氏から巨額をだまし取ったにもかかわらず、通訳・翻訳業務の代価だったという納得しにくい言い訳で一貫し、反省の態度を見せていない」と指摘した。


キム・テソン記者 kts5710@donga.com · manman@donga.com