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辞退候補の得票の無効方針に李洛淵氏陣営が「決戦投票の趣旨にそぐわない」と反発

辞退候補の得票の無効方針に李洛淵氏陣営が「決戦投票の趣旨にそぐわない」と反発

Posted October. 01, 2021 08:32,   

Updated October. 01, 2021 08:32

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与党「共に民主党」が、大統領選予備選挙を辞退した候補らの得票を有効投票から除く方針を固めたことをめぐって、党内に「予備選否定だ」との批判が起こっている。李洛淵(イ・ナクヨン)前代表側は、「決選投票を導入した趣旨にそぐわない」として党務委員会の招集を求めている。また李洛淵氏陣営の反応に対し、李在明(イ・ジェミョン)京畿道(キョンギド)知事側は「予備選挙に従わないという脅迫性発言だ」と強く反発した。

李洛淵氏選挙陣営の選挙対策委員長を務める薛勳(ソル・フン)議員は30日、CBSラジオ番組で、「予備選挙でこのような問題が生じるなら、全てのことを停止し、党務委員会を招集してこの決定から処理するのが手順だ」とし、「(後で)『あの候補は正常な手続きの候補ではない』という主張が出てくればどうなるのか」と述べた。これに関連して「予備選挙結果を認めない行為と受け止められる可能性がある」という質問には、「そのような状況が作られる可能性もある。そのような危険を避けるためには、今からでもこの規定をよく把握し、皆が満足する状況で進めるのが望ましい」と付け加えた。

党選管の決定どおり、途中辞退した丁世均(チョン・セギュン)、金斗官(キム・ドゥグァン)両氏の得票を選挙人団の母数から除けば、李在明氏の得票率は51.1%から53.4%に上昇する。李在明氏の過半数得票を阻止して決選投票に持ち込みたい李洛淵氏陣営で規定の解釈を変えなければならないと主張する背景だ。

 

李洛淵氏陣営の総括本部長を務める朴洸瑥(パク・グァンオン)議員も同日、YTNラジオ番組で、「過去の投票は全て無効だと解釈するのは過剰解釈」とし、「決選投票の有無は有権者が決めるべきであり、候補の辞退の有無が決めることになるなら、果たして正当と言えるのか」と主張した。

李洛淵氏も同日、京畿道議会で記者団に、「決選投票で決めてほしい」とし、「欠点のない候補、安心できる候補、拡張性を持つ候補、未来ビジョンを備えた候補でなければならない」と主張した。

これに対して、李在明氏陣営は、予備選挙の途中で無効票の処理方式をめぐって問題を提起するのは適切でないと反論した。李在明氏陣営の随行室長を務める金南局(キム・ナムグク)議員はCBSラジオ番組で、「一種の脅迫であり、『受け入れなければ予備選挙に従わない』という態度は、党員たちから誤っていると厳しい指摘を受けるだろう」と述べた。また、「特別党規第59条第1項を見ると、『予備選挙の過程で候補が辞退する時には、その候補に対する投票を無効処理する』と規定している」とし、「これをそのまま解釈すれば、候補が受けた票を無効処理すると解釈するほかない」と強調した。

両陣営は、薛氏が先月、「万一、李在明氏が本選の候補になる場合、(ワンチームは)確約できない」と発言したことをめぐって、「選挙結果否定だ」として衝突したことがある。


崔惠? herstory@donga.com