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中国の秦剛駐米大使「米は黙っていてほしい」

中国の秦剛駐米大使「米は黙っていてほしい」

Posted September. 14, 2021 08:28,   

Updated September. 14, 2021 08:28

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「戦狼外交」、「毒舌外交」で知られる中国の秦剛駐米大使(55・写真)が、米国の元官僚らとテレビ会議をした際、米国について「黙っていてほしい(please shut up)」と発言したと、米政治誌「ナショナル・レビュー」が10日、報じた。

 

秦氏は先月31日、米中両国の協力増進に向けて設立された非営利団体「米中関係全国委員会(NCUSCR)」が主催した非公開のテレビ会議に参加した。同会議は、7月28日にワシントンに赴任した秦氏を歓迎し、両国の懸案について意見を交わす席だった。

ナショナル・レビューの報道によると、テレビ会議で、オバマ政権当時、国家安全保障会議(NSC)で大統領特別補佐官兼アジア上級部長を務めたエバン・メデイロス米ジョージタウン大学教授が、米中両国が関係改善に向けてどのような措置ができるか秦氏に尋ねた。すると秦氏は、「対話に向けた環境をつくるには、ワシントンが状況を悪化させることを止めなければならない」と主張した。そして、「互いの意見の相違を解決できないなら、黙っていてほしい」と述べた。

 

同会議には、「国際外交のレジェンド」と評価されるヘンリー・キッシンジャー元国務長官やジェイコブ・ルー元財務長官、カーラ・ヒルズ元通商代表部(USTR)代表ら大物要人も参加し、秦氏の発言の様子を画像で目の当たりにした。ナショナル・レビューは、秦氏の発言に対して「バイデン政権に『非外交的(undiplomatic)』メッセージを伝えた」とし、「国務省は秦氏の発言に対する論評を控えた」と伝えた。


李恩澤 nabi@donga.com