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タリバン、抵抗勢力リーダーの兄を射殺

Posted September. 13, 2021 08:50,   

Updated September. 13, 2021 08:50

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イスラム主義勢力タリバンが、アフガニスタン抵抗勢力のリーダー、アムルラ・サーレ前第1副大統領の兄を射殺した後、埋葬もさせないなど、残酷な報復行為を続けた。米国各地で同時多発テロ20年の追悼行事が行われた11日、タリバンはアフガンの首都カブールの大統領府にタリバン旗を掲揚し、政権の発足を公式化した。

11日、ロイター通信によると、タリバンはアフガン抵抗勢力の最後の拠点である北東部パンジシール州の州都バザラックを制圧した後、サーレ氏の兄のロフーラ・アジジ氏を処刑した。この事実は、サーレ氏の甥のエバドゥラ・サレ氏が「タリバンが9日、叔父を殺した後、埋葬もさせなかった。彼らは遺体が腐らなければならないと言った」というメールをロイター通信に送り、明らかになった。ドイツの国際公共放送ドイチェ・ヴェレは、「アジジ氏が検問所を車両で通過しようとしたが、タリバンに見つかり運転手とともに射殺されたという証言がある」と伝えた。

 

先月15日、アフガン大統領の権限代行を宣言したサーレ氏は、アフガンの国富と呼ばれるアフマド・シャー・マスード元国防相の息子、アフマド・マスード氏と手を握って、アフガン民族抵抗戦線(NRF)を組織した。NRFは、タリバンに対抗して戦ったが、戦闘で敗れた。タリバンは、サーレ氏とマスード氏がそれぞれタジキスタンとトルコに逃亡したと主張し、「アフガン内戦が終わった」と宣言した。

 

AP通信は11日、タリバン暫定内閣のモハンマド・ハサン・アフンド首相代行がカブールの大統領府でタリバン旗を掲揚したと報じた。タリバンは、「掲揚式は、新政権の公式の発足を意味する」と明らかにした。タリバンがアフガンで実権を握るのは、2001年以来20年ぶり。


黃聖皓 hsh0330@donga.com