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児童・青少年の感染が1カ月間で3倍増、このままなら2学期も「オンライン授業」

児童・青少年の感染が1カ月間で3倍増、このままなら2学期も「オンライン授業」

Posted July. 29, 2021 08:38,   

Updated July. 29, 2021 08:38

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コロナ感染者が急増し、児童・青少年の感染者も急速に増えている。中央防疫対策本部によると、7月21日~27日までの1週間、1日平均0~19歳の感染者は279人(17.7%)で、1カ月前の97人(15.9%)の約3倍に増加した。19日はこれらの人々が感染全体数の20%を占め、今年3月3日以来最も多い割合を占めた。

全体の感染者数が増え、児童・青少年の感染者も比例して増えたとは考えにくい。第3次流行当時の1日平均0~19歳の感染者数は75人(7%)だったが、第4次流行中の現在は182人(16%)となり、感染者数と割合ともに2倍以上増えている。国内ワクチン接種対象者が18歳以上からなので、児童・青少年のほとんどが「接種空白」状態にあることと無縁ではなさそうだ。

防疫当局の接種計画によると、12~17歳は第4四半期(10~12月)になってようやく接種が実施される。接種空白期間の8月と9月、その後、少なくとも半分が接種を終える11月中旬までが問題だ。一カ月余り残った9月に始業する。現在までは、2学期の全面登校の計画が維持されているが、防疫段階が2段階に上がらなければ、2学期も再びオンライン授業をせざるを得ない。

27日、釜山(プサン)では北区(プクグ)の語学学校に通う小中学生12人が感染判定を受けた。6日、仁川市弥鄒忽区(インチョンシ・ミチュホルグ)の小学校で始まった集団感染の累積感染者は81人に増えた。この学校で討論授業をしたクラスの児童生徒の3分の2が感染した。デルタ変異ウイルスの強い伝播力が児童・青少年の強い免疫力まで突破しているだけに、学習塾と学校の防疫をさらに強化しなければならない。

すぐに子どもや青少年に対するワクチン接種が難しいだけに、成人接種率を高めることが彼らを保護する道だ。ワクチンの供給不足で成人接種率が計画したほど早く上がっていない。最近はモデルナの需給に支障まで生じている。先進国で児童・青少年のコロナ生存率は99.995%で非常に高いと言われるが、彼らもコロナ後遺症を患う可能性がある。遅い接種の代価を子どもが払わないように、接種に最大限拍車をかけなければならない。