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「ヒートドーム猛暑」で電力供給に「赤信号」

「ヒートドーム猛暑」で電力供給に「赤信号」

Posted July. 19, 2021 08:28,   

Updated July. 19, 2021 08:28

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今月末まで真昼に35度に達する「ヒートドーム猛暑」が続くとみられ、電力供給が非常事態となった。今月最後の週に電力予備率が4%台に下がることが予測される中、猛暑が続けば2011年のような電力大乱が起こる可能性があると懸念されている。

18日、産業通商資源部と電力取引所によると、12~16日の電力供給予備力が安定水準の「10ギガワット」以下になった。電力予備力は、総供給能力から現在使用中の電力を除いた数値。昨年は8月末になって電力予備力が10ギガワット以下になったが、今年は工場の稼動率が高まり、猛暑で冷房機器の稼働が増え、電力使用が大幅に増えたと分析される。

 

特に、今週から猛暑と熱帯夜が続くとみられ、冷房機器の稼動による電力需要が増えるとみられる。これに先立ち、気象庁は19日以降、韓半島の大気の下層と上層が熱気で覆われる「ヒートドーム」現象によって猛暑になると見通した。昼の最高気温が40度近くになる可能性もある。

猛暑の長期化で電力需要が急増すれば、電力予備率がさらに下がる可能性が高い。産業通商資源部は先月末、今夏の電力需給展望を発表し、7月第4週の電力予備率が4.2~8.8%にとどまり、予備力が最低値の4.0ギガワットまで下がると見通した。

予備力が5.5ギガワット以下に下がる場合、電力供給の非常段階に入る。今年、非常段階が発動することになれば、13年以来8年ぶり。13年8月中旬に予備率が3.2%まで下がり、電力供給非常段階「注意」警報が発令された。


宋忠炫 balgun@donga.com