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「180センチメートル新羅人」、慶州で三国時代の最長身遺骨を発見

「180センチメートル新羅人」、慶州で三国時代の最長身遺骨を発見

Posted July. 16, 2021 08:26,   

Updated July. 16, 2021 08:26

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慶尚北道慶州市(キョンサンプクト・キョンジュシ)の5、6世紀の新羅時代の古墳から、約180センチメートルの長身の人骨が発見された。現在まで確認された三国時代の人骨の中で最も背が高い。発見された約1500年前の人骨は、異例にも失われた部分がなくほぼ完全な状態で出土した。

韓国文化財財団は15日、慶州市塔洞(タプトン)遺跡内2号木槨墓の発掘で、身長180センチメートルの男性の人骨を発見したと明らかにした。専門家たちは、骨盤の骨の解剖学的構造から男性のものだと判定した。これまで慶州月城(ウォルソン)で発見された男性人骨の身長は165~167センチメートルだった。

人骨は発見当時、顎が胸の方に引かれていて、鎖骨はV字型になり、脊椎が曲がっていた。国立慶州文化財研究所主務官のキム・ホンソク氏は、「埋葬の際、平均身長に合わせて製作された棺に遺体を曲げ入れたため、鎖骨や脊椎などに変形が生じたと推定される」と指摘した。これと関連して、研究所は脊椎変形の原因として老化や職業の特性、遺体の保管などの様々な可能性を想定している。

 

人骨は低い地帯の湿地に埋葬されたことで、長い歳月の間、保存されることができた。このような地形は、水気を含んだ泥が遺体を覆って外部の空気を遮断する。発掘調査を担当した韓国文化財財団のウ・ハヨン副チーム長は、「人骨発見当時、周辺の土が湿っていた」と説明した。

発掘団は、人骨の周辺に武器類や貴重な装飾品がなかったことから、長身の人骨が下位階層の身分だったと推測している。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com