Go to contents

金正恩氏、「敵対勢力に対抗して協力強化を」と習近平氏に親書

金正恩氏、「敵対勢力に対抗して協力強化を」と習近平氏に親書

Posted July. 12, 2021 08:12,   

Updated July. 12, 2021 08:12

한국어

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が、「中朝友好協力相互援助条約」締結60年を迎え、中国の習近平国家主席に送った親書で、米国を念頭に「敵対勢力」を言及し、中朝密着の意向を示した。

11日、北朝鮮の朝鮮中央通信によると、金正恩氏は習氏に「条約は敵対勢力の妨害策動がより悪らつになっている今日、両国の社会主義の偉業を守護して追求し、アジアと世界の平和と安定を保障する上でいっそう強い力を発揮している」と強調した。また「朝中親善協力関係を新しい時代の要求と両国人民の念願に即して絶えず強固にし、発展させていくのは党と政府の確固不動の立場」と明らかにした。北朝鮮外務省も同日、ホームページに、「朝中両国は敵対勢力の強権と妨害策動をはね除け、輝かしい未来に向かって邁進している」と主張した。

ただし習氏は、金正恩氏に送った親書で、米国を非難する内容なく「戦略的コミュニケーションを強化し、中朝関係の前進方向を定め、両国の親善協力関係を絶えず新たな段階に引き上げていく」と強調した。


崔智善 aurinko@donga.com