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最高裁、「鄭慶心氏PC」を隠蔽した資産管理人の有罪確定

最高裁、「鄭慶心氏PC」を隠蔽した資産管理人の有罪確定

Posted July. 09, 2021 08:29,   

Updated July. 09, 2021 08:29

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最高裁判所は8日、曺國(チョ・グク)元法務部長官の妻の 鄭慶心(チョン・ギョンシム)東洋(トンヤン)大学教授の指示を受け、コンピューターのハードディスクなどを隠した鄭教授の資産管理人のキム・ギョンロク被告(38)に対し、懲役刑付きの執行猶予を言い渡した2審の判決を確定した。

最高裁判所1部(主審=盧泰嶽最高裁判事)は、証拠隠匿罪で起訴された金被告に対し、懲役8カ月、執行猶予2年を言い渡した原審を確定した。キム被告は2019年8月、鄭教授らの指示に従って、曺元長官の自宅のコンピューターのハードディスク2つを交替し、3日後は東洋大学の鄭教授の研究室にあったコンピューターを自分の車に積んで外に持ち出した罪などで起訴された。

一審は昨年6月、「キム被告は証拠を隠した際、鄭教授の指示により、受け身な役割のみ果たしていたのではなく、鄭教授に『これ(ハードディスク)をなくすことも可能だ。やりましょうか?』と尋ね、積極的な役割をしたりもした」と明らかにした。キム被告は、鄭教授の指示を受け、鄭教授の子供の入試や私募ファンドへの投資関連資料が入ったハードディスクやパソコンを、ガールフレンド名義の自動車やジムなどに隠したことが、取調べの結果分かった。

同日の判決直後、大検察庁の反腐敗強力部長を務めた司法研修院の韓東勲(ハン・ドンフン)副院長(検事長)は、「柳時敏(ユ・シミン)氏をはじめ、過去2年間、『証拠隠滅ではなく証拠保全』という荒唐無稽な扇動をしてきた方々が、口にする言葉があると思う」と皮肉った。


シン・ヒチョル記者 hcshin@donga.com