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与党の青年最高委員「わが党は『コンデ党』だ」

与党の青年最高委員「わが党は『コンデ党』だ」

Posted June. 11, 2021 08:41,   

Updated June. 11, 2021 08:42

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「『コンデ党』という指摘に同意する」(コンデ:説教調で一方的な人を指す俗語)

与党「共に民主党」のイ・ドンハク青年最高委員は、東亜(トンア)日報とのインタビューで、同党の現在の状況について、「国民に歩み寄る努力をしなければならない時」とし、このように話した。イ氏は、「相次いで選挙に勝利し、(党が)『恐竜政党』になってしまったため、変化に鈍感になった」とし、「党の古い制度と文化にメスを入れなければならない時」と付け加えた。イ氏とのインタビューは7日と10日、2回にかけて行われた。

同党の宋永吉(ソン・ヨンギル)代表が青年最高委員と見なすイ氏は、「党を支持してきた有権者層『2030世代』が離れたことが、先の再補欠選で克明にあらわれた」とし、「有権者が離れる流れを止め、修正することができなければ、(大統領選で)もっと大きな問題になるだろう」と強調した。イ氏は、有権者が同党に背を向けた理由については、「不動産政策の失敗、韓国土地住宅公社(LH)問題に加え、(チョンセ金引き上げ問題を招いた)金尚祖(キム・サンジョ)前大統領政策室長の問題などで、信頼が失われた」と指摘した。

1982年生まれのイ氏は、大田(テジョン)工業高校を卒業し、様々なアルバイトをして20代を送った。同党の前身のヨルリン・ウリ党の行事会場でアルバイトをしたことをきっかけに入党し、党革新委員、全国青年委員会副委員長などを務めた。イ氏は、今の20代の生活について、「誰かは塾に行く時間に誰かはアルバイトをしなければならない『時間の機会費用』が異なる状況で暮らしている」とし、「勝者と敗者の差を縮める問題が韓国社会の課題だ」と強調した。イ氏は、「最近発足した『青年未来連席会議』を通じて、2030世代の声を党に取り込む予定だ」と話した。

 

その一方でイ氏は、「曺国(チョ・グク)事態」について、「(党で)もう話さないほうがいいだろう。曺氏個人が司法的に対応していく問題」と話した。宋氏が謝罪したこと★で終わらせなければならないという意味だ。

イ氏は、野党「国民の力」の全党大会で吹いている「李俊錫(イ・ジュンソク)旋風」について「新鮮だ」と評価した。「国民の力」の李俊錫前最高委員もイ氏を「足元を固めつつ準備する『共に民主党』の若い政治家」と語った。野党の変化に対してイ氏は、「国民の力が『弾劾の川』を渡って、常識を持った健全な保守に変化するといいだろう」とし、「今や、(与野党)どちらが未来に向けて適切な政党かという戦いが始まった」と強調した。


許桐準 hungry@donga.com