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クォン・スンウがテニス全仏オープン2回戦進出

クォン・スンウがテニス全仏オープン2回戦進出

Posted June. 03, 2021 08:16,   

Updated June. 03, 2021 08:16

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韓国テニスの「希望」クォン・スンウ(24)がテニスの4大大会の全仏オープンで初めて2回戦進出に成功した。

世界ランキング91位のクォン・スンウは2日、フランス・パリのスタッド・ローラン・ギャロスで行われた男子シングルス1回戦でケビン・アンダーソン(南アフリカ)を3-1(7-5、6-4、2-6、7-6)で下した。アンダーソンの世界ランキングは100位だが、2017年の全米オープンと2018年のウィンブルドンなど4大大会で2度準優勝し、シングルス優勝6回と世界ランキング5位(18年)まで上がったベテランだ。特に、203センチの長身を武器にした強いサーブが持ち味だ。同日もアンダーソンは30本のサービスエースを決めるなど、持ち味の強いサーブでクォン・スンウを苦しめた。しかし、クォン・スンウはミスを減らし、安定したグラウンドストロークで着実に相手サーブを返しながら、2回戦進出の喜びを味わった。

韓国男子では李亨沢(イ・ヒョンテク=2004と2005年に3回戦進出)とチョン・ヒョン(2017年に3回戦進出)に続いて4年ぶりの快挙であると同時に3度目の全仏オープンでの勝利だ。2回戦進出で賞金8万4000ユーロ(約1億1000万ウォン)を確保し、累積賞金103万1413ドル(約11億5000万ウォン)を記録したクォン・スンウは、李亨沢(235万5686ドル)とチョン・ヒョン(369万ドル)に続いて3番目に賞金100万ドルを越えた。

同日の勝利で、東京五輪出場の可能性も高まった。クォン・スンウは2回戦進出だけで、世界ランキングを83位まで上げることになった。国際テニス連盟(ITF)は全仏オープンが終わった直後、世界ランキングに従って男女それぞれ上位5~6人の選手に五輪自動出場権を与える。国別には最大4人まで出場可能なので、クォン・スンウもチャンスを掴むことができる。クォン・スンウが五輪出場権を取れば、韓国選手としては08年北京五輪男子シングルスに出場した李亨沢以後、13年ぶりに五輪の舞台に立つ。

クォン・スンウは3日、2回戦で37歳ベテランのアンドレアス・セッピ(98位=イタリア)と対戦する。クォン・スンウは昨年、ウェスタン&サザン・オープン予選でセッピを2-1で下した経験がある。セッピは4大大会でベスト16(4回戦)進出が最高成績で、2013年は世界ランキング18位まで記録した。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com