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SKTのワンストア、MSとドイツテレコムから168億ウォンの投資誘致

SKTのワンストア、MSとドイツテレコムから168億ウォンの投資誘致

Posted June. 02, 2021 08:15,   

Updated June. 02, 2021 08:15

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韓国産アプリケーション(アプリ)市場「ワンストア」に、マイクロソフト(MS)と欧州通信会社ドイツテレコムが戦略的投資家として参加する。ワンストアの成長潜在力が認められた上、グローバル企業各社を味方に引き込むSKテレコムの戦略が、再び功を奏したという評価が出ている。

SKテレコムは1日、子会社ワンストアにMSが113億ウォン、ドイツテレコムの投資会社DTCPが55億ウォンなど、計168億ウォン(約1500万ドル)を投資したと明らかにした。MSとDTCPは、ワンストアが有償増資を経て新規発行した転換優先株(一定期間が過ぎれば普通株に転換される株式)41万4900株を取得することになる。持分はMSが1.3%、DTCPは0.6%だ。

SKテレコムは、「国内通信会社から投資を誘致してから3ヵ月で、海外投資誘致を実現したという点で意味がある」とし、「成長潜在力はもちろん、グーグルとアップルが掌握したアプリマーケット市場の対抗馬になったという評価を受けた」と明らかにした。今年中に企業公開(IPO)を推進しているワンストアの企業価値にも、前向きな影響を与えるものと見られる。

これに先立って、SKテレコムと購読型クラウドゲームサービスに協力したMSは、今回の投資を通じてSKテレコムとパートナーシップを強化し、ゲームを中心にしたコンテンツの発掘や流通などに集中するという。ドイツテレコムは、SKテレコムとの協力強化と共に、ワンストアをグローバルモバイル市場に進出させるチャンスを作り出すものと期待されている。

今回の投資誘致を受け、グローバル情報技術(IT)企業を協力関係へと引き込むSKテレコムの戦略も注目を集めている。SKテレコムは昨年、世界最大手の電子商取引会社アマゾンとeコマース事業協力のため、11番街の持分に参加することにした。SKテレコムは、人的分割により設立する新設会社「ICT投資専門会社」の競争力強化のため、アマゾンを株主に招待する案も検討している。IT業界の関係者は、「SKテレコムの戦略は、グローバル大手IT企業との協力を通じて、会社の存在感を一ランク高めていくことだ」とし、「プラットフォームなどの新事業分野で、多様な事業機会を確保するのに役立つだろう」と評価した。


李建赫 gun@donga.com