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韓国造船海洋と三星重工業、5ヵ月間で昨年の受注額を突破

韓国造船海洋と三星重工業、5ヵ月間で昨年の受注額を突破

Posted June. 02, 2021 08:16,   

Updated June. 02, 2021 08:16

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韓国の造船会社が相次いで大型船舶の受注に成功している。

現代(ヒョンデ)重工業グループの造船事業の中間持株会社である韓国造船海洋は1日、先月28日と31日の二日間、1兆3600億ウォン相当の船舶12隻を受注したと発表した。

今回受注した船舶は、大型液化天然ガス(LNG)の運搬船4隻、超大型液化石油ガス(LPG)運搬船2隻などで、欧州、オセアニア、アフリカの船社から注文を受けた。蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)重工業と現代尾浦(ミポ)造船で2024年までに建造を終え、船社に引き渡される予定だ。

三星(サムスン)重工業も先月31日に続き、1日も大規模な受注成果を公示した。三星重工業は先月31日、オセアニア所在の船社からLNG運搬船2隻を4170億ウォンで、1日は大型コンテナ船4隻を5290億ウォンで受注した。大型コンテナ船は、20フィートコンテナ1万3000個を積める規模で、慶尚南道巨済市(キョンサンナムド・コジェシ)の造船所で建造され、2024年2月まで順次引き渡す。

これで今年59億ドル(約6兆5271億ウォン)分の仕事を確保し、5ヵ月間で昨年の受注実績55億ドルを上回り、今年目標である91億ドルの65%を記録した。

造船各社の受注の見通しは明るい。造船海運市況分析会社クラークソンズ・リサーチによると、今年1~5月に全世界で発注された船舶は1795万CGT(標準貨物船換算トン数)で、昨年の発注量2150万CGTの83%を占めている。海上運送需要とエネルギー開発の増加による関連船舶の発注も期待される。

国内造船業界は今年に入って船舶の受注が大幅に増え、収益上昇が期待されている。クラークソンズ・リサーチによると、昨年11月は125.0ポイントだった新造船価指数は、先月末は136.1ポイントと、2014年12月以降最高水準を記録した。新造船価指数が大きいほど、船価が大幅に上がったことを意味する。


徐亨錫 skytree08@donga.com