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与党が検察総長の聴聞報告書を単独採択、文大統領は任命裁可へ

与党が検察総長の聴聞報告書を単独採択、文大統領は任命裁可へ

Posted June. 01, 2021 08:14,   

Updated June. 01, 2021 08:14

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与党「共に民主党」は31日、金浯洙(キム・オス)検察総長候補を巡る人事聴聞経過報告書を単独で採択した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1日、金氏の任命を裁可する予定だ。これによって、文在寅政府発足後、野党同意なしに聴聞報告書を採択した長官級人事は33人に増えた。

国会法制司法委員会(法司委)は同日、最大野党「国民の力」の議員らが出席しない中で全体会議を開き、聴聞報告書の採択を議決した。会議開議から終了までわずか3分とかからなかった。国会法司委与党幹事の朴柱民(パク・ジュミン)議員は、尹昊重(ユン・ホジュン)法司委員長に代わって議事棒を握った。朴議員は会議後、「人事聴聞会はすでに行われており、法律で定めた期限が終わった状況なので、再び聴聞会をしようという野党の要求を受け入れられなかった」とし、「やむを得ず今日開会することになり、10分ほど待ったが、(野党が)来なかったので進めることになった」と語った。

金氏の聴聞会は26日に開かれたが、与野党議員らの神経戦がもみ合い直前まで広がった末、結局空転し、文大統領は31日を期限に聴聞報告書の再送付を要請した。国民の力は「聴聞会を再開してこそ聴聞報告書を採択できる」と主張したが、民主党は単独採択に踏み切った。

国民の力は強く反発した。国民の力の法司委委員らは、「民主党の一方的な行動は、傲慢と独善を越えて議会独裁の神髄を見せ付けることだ」とし、「文在寅政権の『無道』『無法』な行動のため、大韓民国の法治は抹殺され、公正の定義はもはや立つ瀬が無くなった」と批判した。


許桐準 hungry@donga.com