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韓銀「米経済3~4%成長すれば世界経済は1%上昇」

韓銀「米経済3~4%成長すれば世界経済は1%上昇」

Posted May. 31, 2021 08:19,   

Updated May. 31, 2021 08:19

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5兆9000億ドル規模の景気刺激策やインフラ投資計画など、バイデン米政府の財政支出の拡大が、米国を含めた世界経済成長率を最大1%引き上げることができるという見通しが出た。

韓国銀行(韓銀)が30日に発表した報告書「バイデン政府の財政政策が米国と世界経済成長に及ぼす影響」によると、経済協力開発機構(OECD)は米国の財政拡大で米国の経済成長率が3~4%高くなれば、世界経済の成長率は1%程度上昇すると試算した。国別では、ユーロ地域と中国、日本の成長率が0.4~0.5ポイント伸びる効果がある。

今年3月から1兆9000億ドル規模の景気刺激策を実施しているバイデン政府は、新型コロナウイルス禍の被害支援や大規模なインフラ投資に向け、今後10年間、5兆9000億ドル規模の財政支出の拡大を推進している。報告書は「米経済成長の傾向が拡大すれば、グローバル交易および投資拡大などを通じて他の国にも前向きな影響が波及するだろう」と説明した。ただ報告書は、「バイデン政権の急激な財政拡大がインフレを誘発し、民間投資を萎縮させるなどの副作用をもたらす可能性があるため注意が必要だ」と指摘した。


朴熙昌 ramblas@donga.com