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3世帯のうち1世帯は「一人世帯」、女性家族部が実態調査

3世帯のうち1世帯は「一人世帯」、女性家族部が実態調査

Posted May. 31, 2021 08:21,   

Updated May. 31, 2021 08:21

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一人世帯が急速に増えている。全体に占める割合は5年間で10%近く増え、3世帯に1世帯が「一人世帯」だった。さらに20代の半分は「結婚の代わりに独身」を前向きに見ており、一人世帯は引き続き増加するものと予想される。

30日、女性家族部が全国1万997世帯を調査して発表した「第4次家族実態調査」の結果によると、昨年、韓国内の一人世帯の割合は全体の30.4%まで増えた。2015年の調査時は21.3%だったことを考慮すれば、わずか5年間で9.1%伸びた。2010年の同様の調査では15.8%だった。10年間で2倍に増え、増加テンポが速くなっている。

それだけ、夫婦と子どもからなる家庭は減っている。これまで韓国社会でいわゆる「標準家族」とされてきた夫婦と未婚子女で構成された家庭の割合は、2020年は31.7%と集計された。5年前までは、彼らは国内家庭の44.2%を占めていた。しかし、5年間で一人世帯とほとんど差がないほどに減少した。

これは1世帯当たりの家族数の減少につながった。1世帯当たりの家族数は、2015年の平均2.8人から2020年は2.3人へと減少した。2023年に実施される第5次調査では、一人世帯の割合が夫婦と子女からなる世帯を上回るという見通しが出ている。ソウル女子大学社会福祉学科のチョン・ジェフン教授は、「雇用不安が増え、女性の社会参加に拍車がかかるにつれ、従来の家族観はもはや有効ではない状況となっている」とし、「家族中心の福祉政策を個人中心に変えなければならない」と語った。


イ・ジウン記者 イ・ミジ記者 easy@donga.com · image@donga.com