韓国の演奏者たちが、権威ある国際音楽コンクールで相次いで受賞の知らせを伝えてきた。
１５日（現地時間）、ルーマニアのブカレストで開かれたジョルジェエネスク国際コンクールのチェロ部門で、ハン・ジェミン（１５）が同コンクール６３年の歴史上、最年少で優勝した。ハン・ジェミンは、優勝賞金１万５０００ユーロ（約２０５０万ウォン）と共に、２０２２年のエネスクフェスティバルへの招待をはじめ、さまざまな演奏チャンスを手にすることになった。ハン・ジェミンは、韓国芸術英才教育院を経て、韓国芸術総合学校でイ・ガンホに師事している。２０１７年にダーヴィト・ポッパー・チェロコンクール、２０１９年にドッツァウアー・チェロコンクールで優勝したことがある。
１４日、カナダ・モントリオールで開かれたモントリオール国際音楽コンクールでは、ピアニストのキム・スヨン（２７）が優勝した。同コンクールは、今年、新型コロナウイルス感染症の影響で、全ての過程がオンラインで行われた。キム・スヨンは賞金として３万カナダドル（約２８００万ウォン）を受け取り、アルバム製作や公演支援金などで１５万カナダドル（約１億４０００万ウォン）に当たる受賞恩恵を受ける。モントリオール交響楽団と北米ツアーの機会も持つ。オーストリアのザルツブルク・モーツァルテウムに在学しているキム・スヨンは、２０１４年にフンメル国際コンクールで優勝し、今年ベルギーのクイーンエリザベスコンクールでは準決勝に進んだことがある。
チェコのプラハで同日開かれたプラハの春国際音楽コンクールのピアノ部門では、イ・ドンハ（２７）が１位に、イ・ジェヨン（２６）がチェコのジュカール・マトウシと２位タイとなった。イ・ドンハは延世（ヨンセ）大学音楽学部卒業後、ドイツ・ハノーバー国立音楽大学の修士号を取り、ドイツ・ミュンスター国立音楽大学博士課程に在学している。
プラハの春国際コンクールでは１３日、弦楽四重奏団「アレテ・ストリング・カルテット」が優勝し、５つの特別賞も総なめにした。アレテストリングカルテットは、リーダーのチェリストのパク・ソンヒョン（２８）とバイオリニストのチョン・チェアン（２４）、キム・ドンフィ（２６）、ビオリストのチャン・ユンソン（２６）で構成された弦楽四重奏団だ。ノブスカルテットのバイオリニストであるキム・ジェヨンとミュンヘン国立音楽大学教授クリストフ・ポーフェンに師事している。
ユ・ユンジョン文化専門記者 gustav@donga.com
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