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5・18「最後の抗争」の現場を取材したノーマン・ソープ氏、旧全羅南道庁で特別写真展

5・18「最後の抗争」の現場を取材したノーマン・ソープ氏、旧全羅南道庁で特別写真展

Posted May. 07, 2021 07:30,   

Updated May. 07, 2021 07:30

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5・18民主化運動当時、市民軍の最後に抵抗した旧全羅南道(チョルラナムド)道庁に戒厳軍が進入した直後の道庁内部の凄まじい様子を生々しくとらえた写真が初めて公開された。

文化体育観光部(文化部)の旧全羅南道庁復元推進団は5・18民主化運動41周年を迎え、7日から31日まで旧全羅南道庁別館2階で特別展を開く。特別展ではノーマン・ソープ元アジア・ウォールストリートジャーナル記者(74)が寄贈した5・18関連資料が初めて公開される。

米ワシントンに住むソープ氏は1977年から1982年までアジア・ウォールストリートジャーナルの東京支局でソウルをカバーしていた。公開される資料はソフ氏が1980年5月23日から同27日までの5日間、5・18現場を取材して撮影した写真とカメラなど200点余り。写真は、5月23日当時の旧全羅南道庁内外の光景や24日の全羅南道木浦(モクポ)駅広場でのデモ集会、26日の民主守護汎市民決起大会後の街頭行進などだ。

特に、戒厳軍が旧全羅南道庁に進入した直後の27日、新軍部が海外メディアを対象に取材を許可すると、ソープ氏は午前7時半に真っ先に道庁に入って写真を撮影した。写真には、旧全羅南道庁で死亡した市民軍15人のうち、市民軍の報道担当を務めたユン・サンウォン氏ら9人の姿が写っている。当時の犠牲者の位置や名前、遺体を移す場面などを映像で製作し、今回公開した。これまで抗争の最終日である27日、旧全羅南道庁の外観写真は多数公開されたが、道庁内部を映した写真はほとんどなかった。

ソープ氏は5・18当時に収集したビラや声明書も政府に寄贈した。5・18民主化運動は大韓民国の民主化に向けた長い闘争の一部分だ」とし「多くの人々が民主主義の花を咲かせようと、どれだけ多くの困難を経たかを知ってもらいたい」と寄贈の理由を語った。


李亨胄 peneye09@donga.com